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ビジョンを語れ。目標を語るな。
マーケティングとクリエイティブをリサーチから考えたい管理職です。
最近、コピーライターや作詞家の仕事に憧れるようになり、端的に抽象化しつつ心を動かす力をつけたいと思っています。
「リーダーはビジョンを語れ」とよく言われますが、メディアから聞こえてくるリーダーの発言は、<あるべき姿>を言うのみで、それは語るべきビジョンではないと思うのです。
「なぜ我々は存在しているのか?」
存在意義といわれる考え方ですが、それは目指すべき目標に過ぎません。
・オリンピックを成功させる
・コロナに打ち勝つ
・One teamを作る
・業界でNo1になる
・売上を倍増させる
・持続可能な社会を作る
どれも素晴らしい存在意義で、高い目標ですが、リーダーが語るべきはその目標に向かって「何をするのか、何を作りだすのか、どうするのか」ということだと思うのです。
「課題解決や成長のために、何をするべきか」というメッセージが、語るべきビジョンなのです。
東京2020オリンピック・パラリンピックを例に取れば「スポーツには世界と未来を変える力がある。」という大会ビジョンがあります。
<大会の実施>よりもこのメッセージの方が大切です。スポーツで世界を変えるんだ、未来を変えるんだ!そう心に伝わった時、運営者として、選手として、観客として、国民としてのみんなの動きが変っていくと思います。
コロナ禍で医療環境は大きく様変わりしています。毎日、病床の逼迫状況が伝えられ、崩壊や壊滅など危機的ななワードが飛び交います。
今こそ、現状を伝えるだけではなく、ビジョンを語るべきです。すべての命を救うのか、コロナも1つの病気として共存するのか、徹底的にコロナと向き合うのか・・・。なぜ、医療環境にとって、緊急事態宣言が必要なのかを伝えるべきだと思います。
ビジネスにおいても、マスマーケティングの崩壊、デジタルトランスフォーメーションの必要性、プラットフォーマーの台頭など、従来のビジネスモデルが立ち行かないと言われて続けています。
あるべき姿を言い続けても何も変わりません。だからこそ、我々の存在意義に向かって、何をするのかを宣言する時なのです。
即効性はないかもしれない。大きな歩みにもならないかもしれない。だけど、共感の輪が広がり、大きな力になると信じて語らなければならないのです。
『ビジョンを語れ。目標を語るな。』
何よりも自分へのメッセージです。
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