『現代社会の現在地』地動説を補う概念の必要性
人類最大のショックの一つに地動説があると思います。
地動説
人間の目から見ればどう見ても地球は動いてないですし、ましてや回っているなんて想像もできません。ですから地球が固定していて、天が動いているという考え方は至極当たり前な考え方だと思います。
しかし問題は「それでは説明がつかない事象」があったという事です。代表的には天文学のジャンルと言われていますよね。
純粋な知的好奇心を持った人たちが、様々な仮定と検証を繰り返しあるときフッと生まれた「地球が動いているのかもしれない」という常識では考えられない発想。
しかしそれを前提に考えを進めていくと、これまで解けなかった謎の多くが解明できる。想像でしかありませんが、その時にはそれを思いついたその人自身が、何よりそれを受け入れ難かったのではないかと思います。
どう考えても地球は動いてない…
しかしそう考えればすべての説明がつく…
そんなことが本当にありえるのだろうか…
そしてその考え方は、当時の絶対的な概念であった「教会の教え」を真っ向から否定するものでした。教会の教えに背くことは死以上の罪ですから、そんな考えを持つことは本当に勇気がなければ難しかったと思います。
しかしそんな常識以上に、自らの思惟で導き出した答えを大事にし、それを脈々と受け継ぎ、それを訴え続けた多くの先人たちの実践があって、現在社会で私たちが多くの恩恵を享受することが出来ています。
現代
そして私たちが生きる現代。
そんな大きなパラダイムシフトが起き、様々な謎がひも解かれましたが、現代科学でも解けない謎は数多く残っています。故スティーブン・ホーキング博士は以下のような質問を投げてこの世を去りました。
1 神は存在するのか?
2 宇宙はどのように始まったのか?
3 宇宙には人間のほかにも知的生命は存在するのか?
4 未来を予言することはできるのか?
5 ブラックホールの内部には何があるのか?
6 タイムトラベルは可能なのか?
7 人間は地球で生きていくべきなのか?
8 宇宙に植民地を建設するべきなのか?
9 人工知能は人間より賢くなるのか?
10 より良い未来のために何ができるのか?
『ビッグ・クエスチョン―〈人類の難問〉に答えよう』より
これらは未だ現代科学では解明されていませんのであくまでホーキング博士の主張でしかありません。そして我々が解けていない謎はこれだけではありません。
人間とはいったい何なのか?自分とは?
なぜ生きなければならいのか?死とは?
なぜ生老病死があるのか?
なぜ人と人とは理解しあうことが出来ないのか?
意識とは?感情とは?脳とは?
現実とは?
…etc
神を強く信仰していた方々は、教会の教えに何ら疑問を持つことはなかったと思います。「そういうものである」と。
現代においても、科学を強く信じている人たちは科学に何ら疑問は持っていないと思います。「そういうものだ」と。
しかしこれからの時代は、科学技術の終焉と言われるシンギュラリティが私たちを待ち受け、コロナパンデミックによって現代医療の限界が露呈し、迫りくる環境問題も我々を待ってはくれません。
そんな現代において、宗教の限界を科学が補ったように、科学の限界を補う全く新しいパラダイムシフトが必要であることは明白です。
科学の限界を補って
そんな科学技術の次の技術である認識技術について、今週のNohJesuリテラシーマガジンの動画の前半で「Noh Jesuリテラシー技術:天動説と地動説の世界」と題して共有されており、とても勉強になるのでぜひ皆さんも登録してみて下さい。
本日UPされたyoutubeでもnTechの説明がされてました!
また、天動説・地動説のの血の滲むような歴史は、魚豊さんの「チ。地球の運動について」で感じることが出来るのでぜひ読んでみて下さい。