5/2 運営サイドで楽をしたい話

最長企画『第4回ニコ生マザーシップタイトルRTAリレー』が始まっている、4日目のRTA WEEKです。

こんばんにちは。エグゼクティブプロデューサーの紺空です。

RTA WEEKはまだ折り返しにも到達していないということですが、みなさんしっかりと休めてますか?
無理せず休むときはしっかり休みながら視聴してくださいね。
(あんまし人のことは言えないアレ)

さて、今回は配信の裏側に関するお話を少し。


ミラーをする時に楽したい!

裏方の内のひとつとして、走者の放送をミラーしながら配信することがあります。

ここまでのRTA WEEKの中でも、自分は
1日目『第6回星のカービィ64 100%RTAリレー』
2日目『ちゃばん荘』
3日目『街森借金返済王決定戦』
4日目『第4回ニコ生マザーシップタイトルRTAリレー』
にて、ミラーを行いました。

画像1 ▲1日目『第6回星のカービィ64 100%RTAリレー』より

ミラーする時は、放送画面上の走者の名前の切り替え・画面の切り替え・音声の切り替え 等々を行ったりするんですよね。
いつもはミラーフレームの画像を置いて、その上にOBSのテキストなどのソースを配置してやっています。

そのOBSのソースを、走者が切り替わる際に変更していくわけなのですが、
テキストとか切り替わるたびにひとつひとつ変えていくのって少し時間がかかるし、手間ではあるなーって思ったりするわけです。
マラソン系(単独の走者をミラーして切り替えていくもの)であればまだいいんですが、
リレー系(並走してバトンをつないでいくもの)だと切り替えタイミングが重なったりして大変です。

そこで、自分はWindowsのアプリを簡単に作って楽しようと思いました。


事前準備して本番は楽する

なぜWindowsのアプリかっていうと、単純に自分が作り慣れてるからってだけです。
他の手段もあるだろうけど、慣れてすぐ作れるからってそれだけです。

今回、楽をするために、
『ボタンをひとつ押せば走者名と配信画面を切り替えられるようにする』
『走者音声の切り替えを自動でできるようにする』
ということができるものを作っていました。

これらは、OBSのプロパティをobs-websocketを介して取得・設定できるようにすることで実現できるようになりました。
テキストの内容変更と、ブラウザソースのURLを設定できるようにして、ボタンを押したらまとめて実行するようにすれば、走者の切り替えが楽になり。
音声が流れていることを表すマークの表示/非表示の切り替えと、音声のミュートを設定できるようにして、音声の切り替えが楽になり。

更に楽するために、音声の切り替えに関しては例えば5分経ったら勝手に次の走者に切り替わるようにしてみたり。
そこまでやったので、ミラー画面の切り替え操作の手間はかなりなくなりました。

画像2 ▲実際に使ってるもの
  広く配ったりしない想定なので自分が分かればって感じで


OBSの指定したソース名のプロパティを変更するので、事前にOBSのシーンの準備が必要であり、
切り替えるための各種情報の事前準備も必要にはなるんですが、
一度準備してしまえば本番中にあたふたすることはかなり少なくなって、結果的には楽できるなーって。


もっと楽できないかと思ったりした

さらにそこから発展させて、運営陣で共有しているGoogleスプレッドシートの情報を取得して、OBSに適応させるなんてことも実装したりしてました。
これはGoogle Sheet APIを使って、シートの情報を取得して、同じくOBSのソースに適応させていくというものです。

スプレッドシート側で必要な情報を事前に取得しやすい状態に準備しなければならないのはありますが、
これも事前の準備さえしていればってやつですね。

実は、本部配信の画面下部にある部分の情報更新にこれを使っているらしい。

画像3 ▲この辺りの切り替えに

画像で切り替え分を全部用意しようとしてましたが、せっかく作ったものがあるので、今回は活用することになりました。
画像だと変更があった時に作りなおすのが大変だったりしますし。


今後も楽していきます

事前対応するか、本番時に頑張るか。
トラブル対応もあったりするからできるだけ前者にコストをかけるのが安心ですね。

この仕組みを作ることができたので、今後も使いまわせるなーってなっています。
つまり、今後も楽できる! これは大きいです。

裏方で楽したい人に配布できればいいんだろうなーとは思うけど、
あんまり整備できてないのでまた落ち着いて気が向いたら。


みなさんも、楽できるところは楽していきましょうね。
それと、しっかり休憩取りましょうね!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?