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病院寝具が院内感染を左右する(2)

リネンサプライ業者の怠慢

この記事の前に、前号、前々号の「薬剤耐性菌の本当の恐ろしさ」「病院寝具が院内感染を左右する(1)」をお読みください。

感染対策に翻弄される医療現場

 患者さんを感染から守るために、皮膚科に通いながら手指消毒を繰り返す、医療従事者の方々の手をご存じでしょうか。
 20年ほど前、看護師さんから「一作業、一消毒、3cc」という言葉を教わりました。一つ作業ををするたびに、70%以上のアルコール3㏄を1分間、両手に擦りこんで手指を消毒するということです。この3㏄って、両手だけでは余る量で、お肌の潤いや油分は全て除去され、繰り返すことで重度の肌荒れを起こします。

 しかしここまでやって、なぜ院内感染はなくならないのでしょうか。

一番の原因は患者さんのベッド

 医療看護の現場で消毒を徹底して、なぜ感染するのか。その原因はベッドにあります。
 下の写真は病院のリネンです。実は私たち健康な人のベッドも実際はこうなのです。人は24時間、体内から菌を排出しますから、当たり前といえば当たり前です。

他社リネンパッチテスト

 しかし、入院患者さんは治療や投薬によって免疫が低下することが珍しくないので、ちょっとした菌でも感染します。だから、せめて入院中はとにかく菌から守ってあげないといけないのです。どうってことない菌が傷口や粘膜から感染を起こす→抗菌薬や抗生物質を使う→一部の菌が薬剤耐性を獲得する→薬が効かなくなる→さらなる治療や手術、入院の長期化の原因に。

 院内感染の原因の殆どは、患者さんのベッドにあります。
 医療や看護の技術の問題ではありません。もっと簡単で基本的なところ。寝具の質の問題です。安価も大事ですが、リネンサプライ業者が品質の良いリネンを提供すれば、全てに利益を生むことになるのです。

シガドライのリネンは、真の清潔な寝具です

 こちらの比較写真は上と同じ医療機関が、シガドライのリネンに切り替えられたデータです。同じ基準で回収された、使用済みのシーツ類です。

シガドライリネンパッチテスト

第三検査機関による、裏付けの結果も出ています。

側生地MRSA

 さらにこの抗菌性は、365回の洗濯試験にも耐えているので、生地が使える間は永久的に安心ですね。自分やご家族、大切な人が入院しなければならないとき、どちらの寝具が使われている方がいいですか?

医療機関の皆様へ

 残念ながら患者さんに、寝具を選ぶ権利はありません。
 高額な医療設備も必要ですし、予算は限られていますが、寝具は患者様に一番身近なものです。そして清潔な寝具は患者様だけでなく、現場の職員様も守ることにもなります。耐性菌問題の危機的状況はそこまで来ています。国の財源も守らなければなりません。何より命がかかっています。

 シガドライの掛布団は羽毛布団なので最高の快適さを提供します。そして側生地の強力抗菌加工は、どのリネン業者がお洗濯をしても落ちません。清潔で高品質な寝具こそが、病院経営をサポートします。いつでもご相談ください。お取引されているリネン業者さんに、「シガドライの羽毛布団を扱って欲しい」と呼びかけていただければ私共もお手伝いさせていただきます。


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