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新鮮な「ときヲりぴーと」を常に知れる場所【ときヲりぴーと インタビュー】

Radiotalkで活躍する音声配信者「ラジオトーカー」を紹介していく連載インタビュー企画。今回は、番組『ときヲりぴーとの助演男優賞』を配信する、ときヲりぴーとのお二人にフォーカスします。

ボケのときヲさんとツッコミのりぴーとさんによる、吉本興業所属のお笑いコンビ「ときヲりぴーと」。お二人はコンビで2020年12月からRadiotalkでの配信を開始し、今に至るまで毎日収録トークを配信し続けています。

Radiotalkによる公式イベントにも精力的に参加し、6月にはRadiotalkの公式イベントとして毎月行われている『賞金争奪クイズバトル』にも出演されました。

毎日配信を続けている理由は、「最初に毎日配信すると決めて、決めたことをやらなくなるのが一番ヤバいから」だと、りぴーとさんは言います。お話しを聞けば聞くほど、お二人の魅力の1つとなっているであろう、真面目さが浮かび上がってきました。

(取材・文/ねむみえり

先輩のラジオに触発されて始めたのは「コンビ配信」

ーー音声配信を始めたきっかけは?

りぴーと:『キングブルブリン田中はBGM』とか『暖色ラジオ』とか、仲のいい芸人の先輩がやってたっていうのが一番大きいですね。僕も最初の頃の『暖色ラジオ』には出ていたので。『暖色ラジオ』に出てたときはコロナ禍に入りたてで、家にこもらないといけない時期やったんですけど、これはときヲとコンビでやろうかなって思うぐらい楽しかったんです。

コンビでRadiotalkを始めることでしゃべれるようになったら本当に仕事に直結しそうやし、すぐやろうってなりました。

ときヲ:この取材が決まったときに、なんで音声配信を始めたかみたいな質問があったけど、俺全然思い出されへんと思って。そういやそうやったな。

ーー『ときヲりぴーとの助演男優賞』という番組名はどのように決まりましたか?

りぴーと:番組名の案はいくつかあったんですけど、その中で『ときヲりぴーとの助演男優賞』はなんかかっこいいなって、スッとそれになりました。僕、色んなことを関連させるのがすごい好きで、僕たちの出囃子がCreepy Nutsさんの『助演男優賞』というのにも関連付けられるな、とか。略して『ときりぴの助男』って言うこともできるっていう。

ーー2020年の12月1日から始められてますが、初回から番組がしっかり作られている印象です。

ときヲ:いやいや、そんなことないでしょう。BGMとかは、ほんまに僕ら形から入るのが大好きやから。

りぴーと:いや、これはどうなんやろか。たしかに、トークライブを1年目からずっとしてたし、それの延長みたいな感じはあった気がします。

ときヲ:でも初めてやったときは、自分たちの中ではめっちゃぎこちない感じもあったから。

りぴーと:そうやね。やっぱり今になっていくにつれて、まだマシになってきたかな。慣れてきて、やっと素の部分が出てきた感じです。

ーー初回の収録トークを配信する前に、番組の構成については話し合われましたか?

りぴーと:それはまじで初回を録るときに結構話しましたね。最初にラジオっぽくこれ言ったほうがええんちゃうとか、こんなんあったほうがいいよなとか。

ときヲ:ほぼりぴーとが考えたので、僕は聞いてるだけでしたね(笑)

顔が見えない分「しゃべり」を工夫する

ーーときヲりぴーとさんは色んな媒体で配信されてますが、その中でRadiotalkはどのような立ち位置にありますか?

りぴーと:二人のしゃべりを知ってもらいたいなという気持ちでRadiotalkは始めたんです。YouTubeも、もともとは企画とかをずっとやってたんですけど、Radiotalkで二人でしゃべってるうちに、企画やるよりもしゃべってるほうが自分たちの良さが出そうやなって気付いて、今はYouTubeでも結局しゃべりを中心にした動画を出してますね。

ーーYouTubeでは顔を出して、Radiotalkでは顔を出さずに発信していますが、そこでの意識している部分の違いなどはありますか?

りぴーと:顔が出てなくても身振り手振りとかやっちゃうので、意外と一緒な部分もあるんですけど、Radiotalkでは表情が見えない分、難しいところもありますね。

ときヲ:たしかに難しい。

りぴーと:Radiotalkでは、できるだけ伝わりやすい言葉を使うとか、あとは熱量とかテンションで伝えたいことを伝えられるようにはしてます。なので、録り始めたときにテンションが低かったら、「あ、これテンション低い、やめよ」ってやめたりします。

ーー録り直しされるんですね。

りぴーと:Radiotalkを録るにしてはテンションが低いときは録り直します。YouTubeとかで顔が見えてたら、別にこの人はテンション低いんじゃなくてこれが普通なんやと分かると思うんです。でも顔が見えない状態で、初めて僕らの収録トーク聴いてテンション低かったら、どういう人か分からなすぎるなと思って。

ときヲ:僕ら毎日配信をしてるから、オーディションとかで負けた日でも絶対配信しないといけなくて。そういうときは、ほんまに二人で鼓舞しあって、切り替えて元気にいこうってやってます。

りぴーと:そうやな。負けたのとRadiotalkは関係ないから、気持ちは明るくずっといこうって。

ときヲ:そういうときは、なんで毎日配信してんねやろとは思います(笑)

りぴーと:思うときもあるな、たしかに。

ーーちなみに毎日配信を決めたタイミングは?

りぴーと:最初からです。時間も最初から23時更新で。形から入るので。

ときヲ:ダサい、ダサすぎる(笑)

ーー毎日配信は大変なことだと思うんですが、どんなことが起きても配信を続けるという強い気持ちを感じます。

りぴーと:最初に決めたことから軸がぶれたら負けやなっていうのはあります。決めたのにやらんくなるのが一番ヤバいから。最初に毎日配信するって決めたら、絶対に続ける。それが結構当たり前になってて、今日はやめとこうかとかは1回もないです。二人で会えなくても、どっちかが録る。

ーーたしかに、一人回もありますね。

ときヲ:一人回はほんまに嫌なんですけどね(笑)。りぴーとはようしゃべるタイプなので、一人でのラジオも全然聴けるんですけど、僕の一人ラジオは自分でも聴けへんやろと思ってめっちゃ嫌なんです。

でも、りぴーとにずっと一人回を任せるのは申し訳ないから、頑張るわと思ってやってますけど、一人回は難しいです。だから一人でやってる人はめっちゃすごいなと思います。

りぴーと:それはまじで思いますね。田中くん(番組『キングブルブリン田中はBGM』)とかは仲がいいからより感じるけど、一人でずっとしゃべって毎日配信するのはほんとにすごい。

「噛み合わない」瞬間が一番面白い

ーー収録トークはどのような環境で録ってますか?

りぴーと:僕らはほぼ毎日会うので、ほとんど対面で録ってます。リモートでも録ったことはあるんですけど、ラグもちょっとあるし、噛み合わないことも多くて、あんまり盛り上がらなかったんで対面に戻しました。二人で録れへんときは一人でとか、誰かゲストに呼んでとか。

ときヲ:僕は一人でしゃべるのがほんとに苦手なので、欲を言えば、一人回で録るくらいならリモートしてくれって思いながらやってます(笑)

ーー毎日会うのはネタ合わせのためですか?

りぴーと:ネタ合わせっちゃネタ合わせやけど、会うのが日課になってるというか。結構普通にご飯行ったりするし、飲みに行くときもあるし、結局ネタの話はするけど、ずっとネタ合わせってわけでもないです。

ーーときヲりぴーとさんはプライベートでもかなり仲が良いんですね。

りぴーと:ほんまに毎日一緒にいますね。

ときヲ:もともと大学の同級生だったので。

ーー収録トークやライブ配信を聴いていて、お二人のやりとりが阿吽の呼吸だなという印象を抱いていたのですが、それはコンビ以前にもともと同級生だったりとか、毎日会っているからというのが大きいのかなと思いました。

りぴーと:たしかに相性はハマってる感じですね。

ときヲ:言った(笑)

りぴーと:僕らは真反対と言えば真反対なんです。でも真反対だからこそ生み出せる、何かがハマったときの収録トークはめっちゃ良い回になりますね。

混じり合わんかったときが一番面白い。混じり合ってしまったら、それだけの話になっちゃうので、言ってることが逆になってるときのほうが面白いですね。

ーートークテーマは毎回どのように決めてますか?

りぴーと:基本的に日常の話をしてます。今日あったことをしゃべるのが最近は多くなってるかな。

それまでは、引きがあるタイトルとかテーマとかのほうがいいんかな、みたいなことを考えていたので、お互い話を持ち寄って、こういう話をしようと決めてから録ってたんですけど、最近はもうすぐ録ってますね。何も内容について話さずに、「よっしゃラジオ録ろう」ってすぐに収録ボタンを押すという。

ーーすごいですね!

ときヲ:たしかにそうやな。話してる間に広げられそうな話題あったら広げる、みたいな感じです。

りぴーと:テーマを出してそれについてしゃべる回があってもええのにっていうぐらい、日常の話をしてますね。

ときヲ:会ってない日があったりしたら、次にラジオを録るときには、二人ともしゃべりたい話があるからめっちゃ盛り上がります。でも、事前にりぴーとに「この話するから」っては言ってないですね。

ーー収録場所はどこが多いですか?

りぴーと:録れるところで録ってます。家もあるし、公園もあるし。色んなとこで録ったな。

ときヲ:色んなところで録れるのがRadiotalkの良さですよね。

りぴーと:どしたん急に、喜ばれそうなコメントを。

ときヲ:これは使ってください。

ーーありがとうございます。

りぴーと:ありがとうございますじゃないでしょ(笑)。でも、場所は問わずにどこでも録れるから、ほんまにいいですね。

「真面目にせんのが芸人」とは言うけれど……

ーーリアクションや再生回数は気にするほうですか?

りぴーと:結構アナリティクスとか見ますね。逆に、良かった回がなんで良かったかを聴き直して、対策を練れるなら練ろうっていう感じでやってます。

ーー芸人さんって真面目にやることがいいってやってる人と、ちょっとふざけてるほうがいいってやっている人、どちらもいらっしゃると思うんですが、ときヲりぴーとさんは本当に真面目だなと、お話しを聞きながら感じています。

りぴーと:嬉しい。たしかに、めっちゃ真面目やな。しかも、自分たちで真面目にやろうとかじゃなくて、ほんまに素で二人とも真面目な人間なんです。

よう考えたら、芸人さんって真面目にせんのが芸人みたいなところもあったりとか、そんなんしてるやつかっこ悪いやろみたいな風潮みたいなのあるっちゃあるけど、それ関係なしに純粋に真面目な感じになってますね。

ときヲ:全然関係ないな。

りぴーと:全然関係ない。真面目にやるとかは、言われてみてたしかにそうやなって思いました。

ーーそれを意識されてないくらい、自分たちのやりたいことをやっているという感じが、Radiotalkにも現れている気がします。ちなみに収録トークのタイトル付けや概要欄ってどちらが担当されてますか?

りぴーと:これは、ときヲ一人回以外は全部僕がやってますね。

ーータイトル付けや概要欄をしっかり書いているのも丁寧だなと感じました。タイトルや概要のために聴き直しはしていますか?

りぴーと:してないですね。録ってすぐにタイトル決めて、あのときのこの感じがおもろかったなっていうのとか、何の話してたかっていうのを概要欄に書いてます。それも、あんまり意識せずにずっとやってきましたね。

ーーリスナーさんがこのタイミングで増えたな、と感じることはありましたか?

りぴーと:やっぱりライブ配信をして、ランキングで上位になったときとかはむっちゃ増えます。

ときヲ:デイリーランキングとかがでかいのかな。

りぴーと:今、色んな人が始めてるからランキングに載りにくくなってるけど、前にほぼ毎日載れた時期があって、そういうときとかは1日300人ぐらい番組のフォロワーが増えてましたね。なので、デイリーランキングに載らなあかんなって。

ーー最近はなかなか難しいですか。

りぴーと:3位までに入れたらいいんですけど、最近はなかなか入れないですね。

ときヲ:やっぱり天才ピアニストさんがすごすぎます。参考にさせてもらったよな。

りぴーと:そうやな。最初らへんとかよく聴いてた。

ときヲ:天才ピアニストさんのラジオのテンポってめっちゃ聴きやすいんです。なので、俺らもゆっくり話したほうがええんかな……とかも考えたりとかして。だからほぼ『天才ピアニストの深夜おでん』状態の時期がありました。

ーーほかの芸人さんのラジオも聴いたりしますか?

りぴーと:聴きます。『暖色ラジオ』と『キングブルブリン田中はBGM』は聴くし、あとは同期のファンファーレと熱狂がやってる『ファンファーレと熱狂のアップルIDなんやっけ』とか、元・五臓六腑のゆうがやってるのとかも。

ときヲ:あれは僕も大好きです。

りぴーと:あとチェリー大作戦の宗安さんの『チェリー大作戦ムネヤスのラジオ(芸人)』とかも聴きますね。

コンビで揉めたら、Radiotalkで解決する

ーー毎日配信を続けてきた中で、ちょっとしんどいなというときはありましたか?

りぴーと:落ち込んだときとかに、Radiotalkで何をしゃべるかというところは結構しんどかったときもありますね。

例えば、よしもと漫才劇場のメンバーから落ちちゃったときとか(よしもと漫才劇場の所属芸人は2ヶ月に1回の入れ替え戦で変わる)。入れ替え戦にチャレンジするためのライブに出てる数日間は、「次これあるんで頑張ります」「勝ちました、ありがとうございます!」って言えるんですけど、そこから進めなくて「また落ちちゃいました」ってときは、未だにしんどいですね。

ときヲ:ほんまに二人ともテンション下がってるときは、しんどいけど頑張らなあかんなって力合わせていけるんです。でも、どっちかが凹んでたり元気じゃないときは良い収録トークが録れないので、二人ともテンションが一緒の感じのときには良いラジオが録れてる感じはあります。

りぴーと:しんどいからやめようとかはないですね。あとは、揉めたときは録るのがしんどかったんですけど、それをもうRadiotalkで言おうと思って。ときヲに対して、「こいつ腹立つわ」ってときには、ときヲにもちろん言うし、それである程度揉めて、一旦収まりはするんですけど、僕の中には煮えたぎるものがずっとあるんで、まだ腹は立ってるんです。その余熱の部分をRadiotalkで言うことで、解決させてるみたいなところもあります。

ときヲ:俺からしたら、やったらもうRadiotalkだけでええねんてなんねんけど。

りぴーと:それはちがう。Radiotalkでラストの余熱を解消する。

(しばらく二人で揉める)

「参加せんかったら何になるねん」公式イベントは学校行事のような存在

ーーRadiotalkが公式で主催してるイベントにもたびたび参加されてますが、参加に至る経緯は?

りぴーと:僕が見つけて、ときヲに「こんなんあるからやろう」って言ってやる感じです。Radiotalkをやってるんやから、参加せんかったら何になるねん、と思ってて。学校の行事みたいな感じです。

ときヲ:そんな感じなん?

りぴーと:そんなニュアンスというか。「文化祭で有志で出し物する人いる?」って言われて、誰も手挙げへんのやったら、「それやったら俺なんかやります」みたいな感じで、Radiotalkでのイベントも、「Radiotalkしてんねんから、イベントあんねんやったらやろうぜ」っていう。

ときヲ:めっちゃええやつやん。ありがとうな。文化祭でもそういう人がおったら助かりますもんね。

ーーすごくありがたい存在ですね!

りぴーと:僕が参加するって言って、横のときヲを連れて、こいつとなんかやりますっていう。

ときヲ:「ええけど〜」みたいな。

りぴーと:「ええけど〜」って言ってくれるから二人でできますね。

ーー二人でRadiotalkを頑張っていくという気持ちがとても強いですね。やれることは全部やっていくという感じは、Mラジ(『MラジMusicTreasures~月刊Radiotalk~』)に出たいというお話しを収録トークで出していたのを聴いたときにも感じました。

りぴーと:Mラジ出たいんです(大声)

ときヲ:Mラジ出させてください!!(大声)

ーー自分がここを目指しているというのを、隠していくタイプと発信していくタイプがあると思いますが、ときヲりぴーとさんは発信していくタイプなんだなと。

りぴーと:隠しててもしゃあないというか、素を言うしかないんですよね。

ときヲ:でもほんまは隠しながらやっていって、策略家みたいな感じでいきたいのはあります。

りぴーと:そっちのほうがかっこいいけど。

ときヲ:かっこいいのはあるけど、どう考えてもそっちの路線に行ってしまうと、言葉が何も出なくなるんです。策略家タイプの人ってどういうこと言うんやろって考えてまうから。そんなんは自分には向いてないんやって気付いたから、とりあえず思ったことを言うっていう。

りぴーと:一番僕ららしさが出ると思うし、思ったことを言うっていうのはやってるな。Mラジも、出たいから出させてくださいって言い続ける。

ーーRadiotalkのイベントに参加したり、目指している方向を言い続けることが積み重なって、6月の『賞金争奪クイズバトル』も声がかかったのかなと。参加してみていかがでしたか?

りぴーと:俺に関してはむちゃくちゃ楽しかったです。でも、やっぱり初めてのことやからあんまり二人の良さは出んかったんかな……とか色々考えちゃいました。難しいけど、自分らの良いところをもっとイベントとかでも出せたらいいのになって思いました。

ときヲ:全員が対面でああいうコーナーをやるんだったら、僕らのらしさも出たのかなって思うんですけど、声しか分からない状態で芸人さん以外の人とも絡むのは難しすぎましたね(笑)

ーーあまり経験したことのない形でのイベントへの参加かと思うので、コミュニケーションの取り方などが普段のライブ配信とはまた違っていたのかなと思いました。

りぴーと:ときヲが完全に機能停止してましたね。

ときヲ:僕はもう終わってました。

りぴーと:ときヲがいつものときヲじゃなかったので、これはもう僕が入っていくしかないってなりましたね。僕がやらないとっていっぱい頑張ったけど、でも僕らが思ってる僕らの良さはこれじゃないんだけどなっていう気持ちもありました。だから、もし2回目があるなら、次のときヲはやってくれると思います。

ーー再チャレンジしたい気持ちがあるんですね。

りぴーと:むっちゃ楽しかったし、勉強になったんです。クイズ対決みたいなのもなかなかないし、一般のトーカーさんと絡むこともないし、顔は見えずに声だけで絡むのとか、とにかくしたことがないことの組み合わせに挑戦する機会だったので。なので、次もしこういう場面があったときに活かせるぐらいには、対策を練れる経験をしたなって思います。

配信を続けることで二人の呼吸がどんどん合っていく

ーー今までRadiotalkで配信してきた中で印象的なできごとはありますか?

りぴーと:ファンの方が増えたっていうのはめっちゃあるかな。なんばグランド花月での前説があったときとか、何かライブがあったときとかに、新しいお客さんがその日のRadiotalkでのライブ配信に来てくれたりとかありましたね。

TwitterとかInstagramとかYouTubeとかより、Radiotalkは絶対に収録トークの更新があるのでおすすめしやすいんです。あと、Radiotalkで僕らのこと知りましたっていう声は結構あったりするので、やっててよかったなって思いますね。Radiotalkでしゃべったことがネタになったこともありました。

ときヲ:たしかに。

りぴーと:ライブ配信でしゃべった話がおもろいなってなって、いいところを抜選して形にしたら面白くなるんちゃうかと思って作ってみたら、意外と面白いネタになったから、そのまま使えるんやってなったことはあるな。

ーーそんなことがあるんですね!

りぴーと:たまにありますね。あとは、ときヲのクセが分かりやすい。

ときヲ:たしかに。

りぴーと:今の「たしかに」とかも、こいつRadiotalkで何回「たしかに」って言うねんっていう回があって。

ときヲ:僕めっちゃ言っちゃうんですよ。だから、多分この取材中にめっちゃ言ってます。

りぴーと:めっちゃ言ってる。その「たしかに」に気付くのも、Radiotalkを通してなんですよね。あとは、こう言ったらこう返すよなとか、色んなのが分かってくるのはデカいですね。

僕、コンビでRadiotalkやることに意味あるんかなって思ってて。多分僕は一人でもできるけど、絶対にコンビでやったほうがいいなと思って、ときヲりぴーととしてRadiotalk始めたんです。一人でやるより、コンビでやることによって、二人でのノリが生まれたりとか、何か使えるんじゃないかなって。

ーー実際に二人で始めてみて、始める前と後で変わったことはありますか?

りぴーと:しゃべりは格段に良くなってるんじゃないかな、分からんけど。

ときヲ:もとから同級生であったけど、二人の呼吸がもっと合うようになってきた感じはあります。

りぴーと:それこそ、阿吽の呼吸がどんどん整いだしてる。

ときヲ:多分りぴーとが話したいやろうなってときが分かるようになってきました。りぴーとも、「ときヲなんかあるな」っていうのをほんまに空気とかで分かる感じなんかな。だからライブのフリートークのときとかでも、なんかありそうみたいなのが感じ取れるようになったかもしれない。

ーーお互いの「しゃべり」について空気で掴めるようになるのはすごいですね。

りぴーと:「ここで何か言いそうやな」とか「ここやったら俺が入れるな」とか「ときヲがしゃべってる間の句読点のとこで入れるな」とかはありますね。これは結構使えてるかもしれないです。何にも考えてないときがあるから。

ときヲ:考えてないときもありますね。

りぴーと:「オチがないときの話し方やな。じゃあこの言い終わったあとになんか言う準備しよ」って考えるとかは、Radiotalkやってるからできるようになったかもしれない。

ーー今お二人にとってRadiotalkはどういう場所になっていますか?

りぴーと:うわ〜〜。ときヲ、良いの言える?

ときヲ:憩いの場所

りぴーと:すごいな、憩いか、ほんまに当たってるんちゃうん。どうなんやろ……同じ感じになりそうやけど……でも一番僕らの日常を聴いてもらう場所。

ときヲ:同じ感じになったな。

りぴーと:恥ずかしい。なんなんやろな……素……

ときヲ:え、あれでいいんじゃない?二人とも素が出せる場所みたいなの。

りぴーと:ずっと素なんやけど、って感じやねん。別にオンオフがある感じじゃないというか。Radiotalkでいうとなんやろな……特に日常やなっていう。

ーーRadiotalkの収録トークでは、一番ときヲりぴーとさんの日常を知れるかなと思うところはありますね。

りぴーと:たしかに。新鮮なときヲりぴーとですね。これはいいの出たかも。

ときヲ:滅多に収録トークも取り溜めしてないからな。

ーーこれからRadiotalkでやってみたいことはありますか?

りぴーと:ほんまにやらせてもらえるなら、僕らがMCで、一般のトーカーさんとかと話すだけみたいなのをやってみたいですね。恋愛の話が好きなので、1日中ずっとときヲりぴーとで恋愛の話聞きます、みたいなイベントとかを公式イベントとしてやれたらいいなと思います。

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