熱量と狂気と ~大ベルセルク展に行く、の巻
■三浦健太郎の世界観に圧倒されっ放しの2時間弱
大好きなマンガにベルセルクがあります。
恐らくですけども初めて、に近いダークファンタジーの世界観を作り上げたマンガではないかと思うのです。日本だけにとどまらず世界でもその影響は大きいですから。そのダークな世界観にドップリとハマってしまった一人なのですが、その先の見えない壮大な世界がいつ完結するか・・・。よくネット上で話題に挙がるのがこの『ベルセルク』。『もしかしたら完結しないんじゃないか』という件。
そんな矢先に衝撃的なニュースが・・・
何ということだ・・・
本当に言葉になりませんでした。
ネタになっていた『完結しないんじゃないか』が現実のものとなってしまいました。
しかも、急性大動脈解離。
石原裕次郎さん。ドリフターズのメンバーでコメディアンの加藤茶さん。落語家・タレントの笑福亭笑瓶さん。タレント・レポーターの大木凡人さん、アンパンマンのドキンちゃん役の声優・鶴ひろみさん、「おしん」や「釣りバカ日誌」に出演していた俳優の塩屋俊さん、ヒット曲「Romanticが止まらない」で一世を風靡したバンドC-C-Bのベーシスト渡辺英樹さん等々です。
多くの芸能人の方もなっている病気で、三浦先生だけでなく他にも亡くなられている方がいる一方で、無事に生還して仕事復帰されている方も多くいる病気です。以前に何かの情報番組で大木凡人さんが急性大動脈解離になったときのことをインタビューされていて、胸のあたりからバリバリバリッという音が聞こえたとか何とか・・・。(恐ろしい)そして、もう人生でも屈指の痛みらしくてそれはそれは痛いそうな・・・。(恐ろしい)
年代的には70代が多いそうですが、三浦先生は、亡くなる側に入ってしまった、50代というまだまだ働き盛りだった、二重で残念でなりません。
三浦先生の画業32年とベルセルクを振り返るイベント
気になっていたので池袋サンシャインシティへ行ってきました。
初めてサンシャインシティにきましたよ。
受付にはタペストリーが。
まずこの迫力に気圧されそうでした。
三浦先生のメッセージ。本来ならば先生も来場して、トークイベントやサイン会のひとつでもあったのかなあ・・・。
コロナも含めて、本当に無念でならない。
主人公ガッツの武器である『ドラゴン殺し』と左手の義手。
イラストや生原稿は撮影禁止で、こうしたオブジェやフィギュアのみ撮影可だったのでそちらをずっと撮影していましたね。
この巨大な武器に圧倒されます。
グリフィスの兜と小手。
よく作り込まれてるなあ。
不死のゾッド
千人長キャスカ
ガッツとキャスカ
ガッツ
本当によく作り込まれているなあ。
ドラゴン殺し作成中の鍛冶場
ガッツとゾッド。
迫力がすごい
ガッツ(狂戦士バージョン)
謎多き剣士『髑髏の騎士』
『ドラゴン殺し』は撮影スポットになっていました。
ガッツ(狂戦士バージョン)その2
不死のゾッド。
こちらも撮影スポットに。迫力がものすごい。
不死のゾッドのフィギュア
ガッツ(狂戦士バージョン)
本当に造形が素晴らしい。
シールケ
イシドロ
深層心理内のキャスカとガッツ
大ベルセルク展、本当に良かった。
三浦先生の生原稿を至近距離で拝見できて、描き込みの物凄さ、その迫力、緻密さ、熱量が直に伝わってくるようで圧倒される。
終わりの方のゾーンで、三浦先生ご本人がこのイベントについて語るインタビュー映像が流れており、先生自身、非常に生き生きととした表情で熱を持って語られており、そのわずか数ヶ月に亡くなられるなんて本当に微塵も感じさせない姿に涙する。
比べたら本当に申し訳ないですが、自分の父のことも少し思い浮かべてしまいましたね。本当にアッという間というか。つい数日前まで普通に会話していましたからね・・・
自分がそちらに行くのはいつになるか分かりませんが、そちらの世界でまた三浦先生のマンガが読めたら嬉しいです。
三浦先生。
32年間、本当にお疲れ様でした。そして改めて本当に有難う御座いました。
迷惑メール対策とたまにB級グルメ的なものをご紹介いたします