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レインボープライドの気づき

先日、友人に誘われてレインボープライドに参加してきた。GWが間近に迫る4月下旬の週末に、代々木公園で開催されていた大規模なイベントだ。数年前から存在は知っていたけれど、実際に会場に足を運んで、パレードを歩いたのは初めてだった。

LGBTQ+の人たちに関する理解・関心が広まったからなのか、コロナ禍が落ち着いて初めての開催だったから、それとも天気に恵まれたからなのか。おそらく全部だと思うけれど、非常にたくさんの人でに賑わっていた。

すべての人が自分らしく生きられる社会。愛する人と結ばることができ、権利がきちんと保証される社会。今の日本では、同性婚は認められていないので、早く認められるようになってほしい。そう願う人々が集まって、明るく、楽しく、多様性を祝っていた。とても明るい気持ちになれる素敵なイベントだった。

でもこのイベントを通して、自分自身の偏った考え方に気が付いて、反省しないといけないと思ったのも事実。どこか、わたしには関係ないことだと思っていたことを思い知らされたのだ。

もちろん、一刻も早く同性婚は認められるべきだと思うし、どんな差別もあってはならないと思う。けれど、(今のところ)男性にしか恋愛感情を持ったことがない、体も心も女性のわたしには、直接的に関係のないことだと思っていたことに気が付いた。
そして、こころのどこかで「わたしがLGBTQ+だと思われたくないな」と思ってしまっていた。それは、きっとまだ「普通ではない」「マイノリティ」だという認識がわたしの中であるからだろう。

「ただ、自分らしくいたいだけなのに」
「ただ、愛する人と結ばれたいだけなのに」

よい意味でとても普通の感情に、「マイノリティ」というレッテルを貼ってしまっていた。そもそも「マイノリティ」という言葉はふさわしくないかもしれない。

今日書いている、この文章にも、もしかしたらマイクロアグレッションがあるかもしれない。けれど、それに少しずつ気が付いて、学んで、言葉にして、しっかり寄り添えるようになっていきたいな。

レインボープライドに参加して、とてもよかった。パレードに参加している方が、とても穏やかな表情で、自信も持って更新している姿がとても印象的でした。

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