「土日は家のことを優先」が ようやくできるようになった話
最近、家のことが、落ち着いてできるようになってきた。
土日は、朝、早起きして仕事をするのは変わらないが、日中は意識してパソコンを開かないようになった。
これが、とてもよい。
心もすっきりする。
逆に罪悪感も減る。
いろんなことができる。
…こっちの方がいい!
「え?土日に休むのって普通じゃないの?家族デーでしょ?」と思う方もいるかもしれないが、フリーランスのライターは、いつでもどこでも仕事ができてしまう。
だから、自分で優先順位をつけて、休みをとらないといけないのだ。
私は、それが最近まで、できなかった。
夏休みは十分に休んだものの、ずっと子どもたちが在宅だったし、実家にも帰っていたしで、メリハリがつかず、
感覚として腑に落ちたのは、子どもたちの2学期がはじまった、この土日だった。
汚れたメガネをかけていた
さかのぼると、
「そうか!土日は子ども優先にすればいいのか!」と気づいたのは、遅ればせながら7月のラボトークだった。
某売れっ子ライターのFさんが、土日は子ども優先にしているとおっしゃった。
「めちゃめちゃ仕事を抱えてバリバリされているFさんでも、子ども優先と決めている。私はそこまで仕事抱えていないのに、何やってんだ?」と。
ハッとしたのだ。
ハッとしたものの、その時点ではまだ、
焦りの感覚が強すぎて、どうしても休めなかった。
そんな風に、自分を責めたり、やりたいことや、家のこと、子どもの相手を後回しにしては罪悪感に苛まれたり…
そんな感じだった。
たしかに、今の倍は仕事を抱えていたというのもあるけれど、それ以上に、ずっと、焦っていた。
感覚としては、脳みその2/3は心配事で埋め尽くされ、機能していなかったんじゃないかというくらい。
メガネの汚れを少しずつふきとっていく
7月に入り、仕事の件数が減り、心にも余裕ができた。
それから時間の使い方や目標の見直し…
何より、方眼ノートと魔法のメモ術を学び、自分の現状や感情などを少しずつはっきりさせていったのが、効いてきたのだ。
頭も心もだいぶすっきり。
脳みそを占めていたモヤモヤが晴れていく感覚。
視界が開け、時間に対する欠乏感もなくなっていった。
いつもならあっという間にすぎてしまう1週間なのだが、おかげさまで先週は時間が長く感じられたのだ。なんと、うれしい。
脳みその心配ごとや不安、焦りを消したら、こんなにも時間があって、こんなにもいろんなことができる!
なんだこれ?
さらにいえば「本当はパソコンを開きたいのに、土日は我慢して家のこと優先にする」のだと心のどこかで思っていたのだけれど…
実際、パソコンをあまり開かず、日中は子どもと買い物に行ったり、家の片付けやそうじをしたり、あまりイライラせずに1歳児の相手をしたり…
そんな風に過ごしていると、なんだか気分がいいことに気づいた。
「早く早く…!」「やらなきゃ!」という気持ちで、買い物や子どもの相手をしていた以前とは違って、
「今日はこっちが優先だもんね〜」と決めることで、仕事をしていないという焦りはなくなった。
それに、家が少し片付いたら、うれしい。
仕事優先だと後回しにしていたことも、やってみようかなと気軽にできる。
さらに「できた!」が、うれしい。
家が整ってくると、自己肯定感もあがるし、気分もよくなって、仕事の効率も上がる。
以前より子どもの相手ができると、罪悪感もなし。
これが大事なんだな、と腑に落ちた土日だった。
メガネが汚れている事実に気づくのは難しい
”当たり前”と思っていることだって、”何度も聞いて、聞き飽きたよ”ということだって、自分に当てはめて考えられない、気づかない、盲点になっていることがある。
人間だもの仕方ない。
でも発見は、やっぱりうれしい。
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