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GTP Global Gathering 2024 @イスタンブール 参加記録(Day 7)

前回Day 6の記録を読んだ日本チームのメンバーから「危機にもなりうる会話だったにもかかわらず、魂が通じる会話になった」「危うい発言を適切に思いを含めて翻訳してくれた」とコメントをいただきました。皆さんの生々しい記憶を呼び覚ましてしまったようです。大会最終日の着地点はどうだったでしょう。

世界遺産のブルーモスクで気分転換した前回記事はこちら。

この日は理事たちが先に帰国したため人数が6割ぐらいに減り、恒例のテーブル大移動が少し楽になった。最初は旧約聖書ハガイ書1章・2章を読んで感想を述べあった。(以前にハガイ書の聖書講解をされていた山崎さん、この日に発表された考察が深すぎて、私の通訳が力不足で申し訳なかったです…通訳は自分が理解するキャパシティまでしかできないと痛感。)

その次に、課題図書として事前配布されていた「宣教団体の資金調達2.0」についてのディスカッション。従来の西欧中心、宣教師個人によるサポートレイズ中心の資金調達から、Everyone to Everywhereをキーワードに、様々な資金調達の手法を用いて新興国も宣教の主体となっていくことがテーマだった。(ボリュームがある英語の本1冊を短期間で読み込む宿題は大学以来の馬力を出してやりました。)

続いて、GTPが四半期ごとに行っている情報提供を目的としたオンライン会議について意見を求めるディスカッション。日本チームからは、お互いの課題を知り合うこと、継続的な交わりができる固定のアカウンタビリティ・パートナーを持つことなどを提案した。これはGTPの理念にも合致すると歓迎された。

最後に、3D = Discerning Direction Document (会社員でいうゴール設定のようなもの)の紹介。これはGTPの理事とスタッフが、自らの年間目標をGTPの理念に照らし合わせ記入して理事会に提出し、理事がスタッフを指導したり祈るために用いられるものだ。今回の大会参加者も各自で書いてみるように勧められた。(佐藤さんは、スタッフ(従業員)だけではなく理事全員もこれを書くことがすごいと言っていました。ほんとにそうですね… 社外取締役の年間目標を見たことありますか?)

これを書くにあたって、神が私たちを通して①過去に何をしたか、②現在何をしているか、③将来何をしようとしているか、という視点で各テーブルで分かち合った。日本チームの答えは一致していてすぐに出た。
①佐藤さんが過去のGlobal Gatheringに参加した
②今回の大会には日本チームが4名で参加している
③これから日本でもPeer Accountability Groupを立ち上げようとしている

この発表を聞いた香港チームから、対面で香港のPeer Accountability Groupが集まるときに佐藤さんも来たら?と誘いがあった。佐藤さんが「それは…上司の許可が必要です」と言うと、隣に座っていた上司の山崎さんが即座に承認した。これをトレバーがとても喜んで全体発表で共有したところ、なんと良い話だと盛り上がり、ここ数日の東アジアチーム間のわだかまりが解けたような雰囲気になった。これはこれで、神様のあわれみの中にあるものと感じた。(その後、佐藤さんの香港出張は12月上旬に決まったようです。)

この日のディナーも昨日と同じホテル隣の美味しいレストランのテラス席で昨日と同じグリル盛り合わせを食べた。(トルコ料理は全く飽きなかったです。)今回の大会参加者全員の旅行手配に始まるロジスティック、毎日のスケジュール作成と情報発信を統轄していた、グアテマラ人のアドミニストレーターに、心からの尊敬と感謝を伝えた。彼女と事務方の苦労と喜びを共有できたことは、私にとってトルコ旅行の最後のハイライトだった。

その時のトルコ政権によって博物館になったりモスクになったりするアヤソフィア。公開範囲や入場料金もよく変わるようで、ガイドブックはあまり参考にならないです。

イスタンブール最後の夜、Fさんと私は何度か通りかかるだけだったアヤ・ソフィア(ハギア・ソフィア)の内部を25ユーロ(約4000円)で見学した。ここはカトリックの聖堂がイスラム教のモスクに転用された歴史の舞台である。あちこちに潜んでいるビザンチン時代のモザイク画をスタンプラリーのように辿ったり、ドームの天井に描かれている聖母子像(さすがに目立ちすぎる場所なので布で隠されている)を隙間からのぞく列に並んだりした。

今日はここまで。明日は飛行機に乗って日本へ帰るはずが、アブダビでこの旅行記を執筆することになりました。なんで?お楽しみに。

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