GTP Global Gathering 2024 @イスタンブール 参加記録(Day 1)
この文章は、MA-netのメンバーに旅の報告をするため専用Slackに連載するものですが、どなたにも波乱万丈のドラマに満ちた(個人の感想です)国際大会の雰囲気を味わっていただきたく、noteにも記録しておきます。
10月7日(月)
成田空港で日本チームが集合し、今回の旅の目的とそれぞれの役割を再確認する。
GTP (Global Trust Partners)というキリスト教団体のファイナンス(資金調達)やガバナンス(適切な運営)の向上を目指す国際ネットワークの年次会合Global Gatheringに、日本のOCC(お茶の水クリスチャン・センター)のメンバーが参加する。OCCは多くのキリスト教団体がテナントとして入るビルのマネジメントを行う宣教団体で、教会・キリスト教団体の事務管理についても相談に乗ることが多く、MA-net(Ministry Administration Network)というネットワークを立ち上げようとしている。
GTPは、アメリカのECFA(Evangelical Council for Financial Accountability)というキリスト教団体のガバナンスに関する認証機関の国際部門から生まれたもので、アジア、アフリカ、中南米の国々でECFAと同じような認証システムを立ち上げている。主要な働きは、各国の実情に合わせた認証基準の作成、Peer Accountability Group(PAG)という団体相互の交わりの立ち上げ、研修コースの提供など。理事(神学校の校長、金融機関出身者、会計士や弁護士など専門家)、スタッフ(世界銀行、グローバル企業、NGOなどの出身者が多く、GTPとは業務委託関係の有給スタッフ)、地域ファシリテーターと国別コーディネーター(各国のネットワークの取りまとめをするボランティア)がいて、それぞれ多くの異なる国に居住している。Global Gathering(GG)はその関係者が一堂に会する機会となっている。
日本のOCCでは佐藤勇さんが2017年にオーストラリアで開催されたGTPの前身となる国際大会に参加したのをきっかけに、2023年にはフィリピンでのGGや香港での集まりに参加するなど関係を深め、日本のコーディネーターとして任命を受けた。GTPは日本での認証基準やPeer Accountability Groupの立ち上げを励ましたいと願っている。今回の日本チームの参加は、GTPが行っていることと日本のキリスト教界の現状との距離感を見極め、MA-netをどのように立ち上げ発展させていくかを考えることが目的だというのが私の理解である。
(なお、私はOCCの山崎常務理事のボランティア渉外アシスタントとして2年ほどお手伝いしてきたことから、今回のGGの部分的な通訳や全体の空気感を解説するサポートメンバーとして参加した。日本からの参加者は山崎さん、佐藤さん、OCC経理スタッフのFさん、犀川の4名。)
今日はここまで。翌日はいよいよイスタンブールで大会が始まる…前に、この団体の理事会を見学させてもらうことになりました!お楽しみに。
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