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GTP Global Gathering 2024 @イスタンブール 参加記録(Day 5)

大会プログラムへのちょっとした違和感をスルーせず言葉にしはじめた日本チーム。これがボスフォラス海峡のドラマへの伏線となるのです。前回記事はこちら。


朝8時からは自由参加の、各国のPeer Accountability Group(キリスト教団体の事務責任者たちが互いに説明責任のある交流を築くGTPの中心的な取り組み)について話す時間。PAGをどのように始めたら良いか、使えるリソースは何かといった情報交換で、私は頑張って参加したものの頭がフルに働かず、通訳のタイピングも途切れがちだった。

9時からの全体セッションでは、昨日の研修プログラムの残りの章を終えてから、GTPのスタッフがリードするFunctional Group(役割ごとのグループ)に分かれてディスカッションを行った。私たち日本チームが参加したのは「東アジアの必要に耳を傾ける」グループだった。

時間の半分以上が、来年GTPスタッフが日本を公式訪問する際の相談に充てられた。それ自体は非常にありがたいことなのだが、話はセミナーのテーマ、集客目標、会議のフォーマット、といったプロセスにどんどん傾いていった。(え、セミナーお願いしてたっけ?と戸惑う日本チーム。)終了後に佐藤さんがテーブルに1人残っていると、ディスカッションを導いていたGTP副代表のトレバー(世界銀行で要職を務めていた香港人)が声をかけてきたので、佐藤さんはトレバーに「自分たちが理解されていないと感じた」と本心を伝えた。

この日の午後のアクティビティは、ボスフォラス海峡の遊覧クルーズ。しかし佐藤さんと山崎さんはクルーズに参加せず、今の日本のキリスト教界に何が必要なのか、ホテルに残って考えをまとめることにした。

皆とお昼ご飯のドネルケバブを食べてからクルーズに出かけた私とFさんは、東西が交わる地点であるイスタンブールという場所で、この世と神の国のせめぎ合いに生きること、西欧文化と日本文化の狭間にいることをかみしめながら、海風に吹かれる2時間を楽しんだ。(夕日に染まるボスフォラス海峡で、佐藤さんを心配するトレバーに私は少し熱く語りすぎてしまったかもしれない。)

船は貸し切り状態、みんな知ってる曲があれば踊る

佐藤さんと山崎さんは船着き場まで来ていて皆とのディナーに合流し、二人だけクルーズに参加しなかったことをとても心配していたGTPファミリーに暖かく迎えられた。

その夜トレバーに、日本チームが現時点で求めていることは、共感と理念と交わり、目指すものはGTPの理念とPeer Accountability Groupの日本文脈化、真の宣教協力だと伝えた。GTPスタッフの日本訪問は大きなイベントを行うためではなく、日本の宣教現場で働く人々の話を聞いて実情を知る交わりを目的としてほしいと話し、理解を得られた。


今日はここまで。いい話で終わるかと思ったらそうじゃなかったDay 6をお楽しみに。リアルでお会いした方々からの、読んでるよというお声がけに励まされています。


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