変わる消費者に追従していく
ここ数ヶ月の劇的な物価高騰には慣れてしまったふりをしているが、ふと店頭の商品たちの元の(数ヶ月前の)値段を思い出しながら意識的に店内を回ると、商品に伸ばしかけていた手を何度も引っ込めてしまう。
「数ヶ月前までは40円は安かったのになぁ、これ・・・。」
「こっちは100円高い。嘘だろ。」
最近の日本あるあるだろう。
店を出て、エコバッグの中の買ったばかりの商品を確認すると、もはや何も買っていないに近い。
結局、翌日になってお腹が減って、コンビニでご飯を購入。こっちの方が値段は高いが、手軽で美味しい。
こんな生活を送ることになるとは・・・いやいや、2010年代から似たようなことはしているな、そういえば。
割高であってもコンビニご飯の美味しさと手軽さに対価を支払うことは間違いではないし、満足感だって得られる。
コンビニのあの冷凍餃子、僕は何回、何個食べてきているんだろう。
御年90歳のコンビニの父が、なによりインタビューに多角的に回答していることに感心してしまう。
才能もあるんだろうが、やはり働き続けることは脳に良い影響を与え続けるんだろう。
消費者の需要は年々変化していくので、できるだけ先回りしてそれに合わせたサービスを提供できるようにする。
これは僕の仕事も、そして世の中のあらゆるジャンルの仕事にも共通していることだろう。
勝手ながら、コンビニに新たに追加してみたら面白そうだなと思うモノは、ジムで使うエアロバイクなどの器具を一つ設置してみることだと提案してみる。
コンビニのトイレのように、器具を使わせていただいた分なにか一点は購入して帰る空気を持たせつつ、そうでなくとも体を動かした人は飲み物やプロテインバー系のものまでついで買いしていくだろう。
人に見られたいタイプなら、店の中から外から見られ放題。「一店舗一台」、自分にしか注目は集まらないところに大きく価値を見出す人は多いだろう。
筋肉自慢の人間が店内にいれば、何となく治安も良くなりそうだ。
まあ、とにかく場所を取りそうというデメリットはあるが、僕の周りには万年ダイエットダイエットと呪文のように唱えている人が多い(割には何もしていない)ことから生まれた発想だ。
僕はできるなら死ぬまでずっと働き続けたい。
それは単純労働を意味するのではなく、やはり世の中の動きを見ながら次の一手を考え続けたい、に程近い。
鈴木敏文さんも、素晴らしいお手本の一人だ。