サンフランシスコの再生
先月、テレビで9.11テロのドキュメンタリーが放送されていた。
テレビ越しに見てもおぞましく感じるほどの出来事に巻き込まれ命を落とした人の家族、友人、現場からギリギリ逃げることができた人、現場を遠くから見ていた人、それぞれの悲しみや葛藤を見て聞くことで、「生きて人を思いやる」ことを多角的に学ぶことができる。
人種も国境も越えて皆が人を思いやることが出来れば、あのような悲劇はもう起こらないはずなんだ。
サンフランシスコの商業施設が続々と閉店したのは出勤するオフィスワーカーが減って儲からなくなったこと、それはコロナ禍で在宅ワークが定着したことがきっかけになっている。
しかし単にコロナ禍だけでなく、ワールドトレードセンターのように、優秀な企業が集まるビルをひとまとめと言わんばかりに標的にされてしまったあの悲劇が、少なからずアメリカの労働者の心の底にあるのではないだろうかと僕は考えている。
日本にもそこかしこに高層ビルが存在するが、僕自身そのような場所で働くことに抵抗がある。
9.11の時も、一度に多くの人がビル内の階段を駆け下りることができずに渋滞してしまい、逃げ遅れて犠牲になった人が多数いたことは有名だ。
非常時に、すぐには地上に降りられない、という高層ビルの強さを僕は知ってしまった。
サンフランシスコの地図を見ると、交通網が発達していて、日本と同じく太平洋側を向く海岸があり、動物園もある。
他にも面白そうなお店があるが、これらが続々と撤退していて、地図に載っていても今現在営業しているかどうかは分からない。
アメリカの西海岸は、まだ日本から見て時差が少ない方。(西側の8時間と東側12時間の違いが大きいと感じるかどうかは人それぞれだろうけど)
フラッと行って名所を一通り楽しんで2泊3日(4日?)で帰って来る日本⇔サンフランシスコの旅も楽しそうだ。
是非とも賑やかで安全で楽しいサンフランシスコの街が戻って来ることを期待している。