40ツイート後にお兄ちゃんじゃなくなる話を終えて
お疲れ様です☆RRR☆です。今頭痛がするので、痛み止めが効き始めるまでの間に「40ツイート後にお兄ちゃんじゃなくなる話」を終えて思ったことを書こうと思います。
40ツイート分の話を読んでくれるという人はpixivに全部まとめましたのでそちらを見てくれると嬉しいです。pixivページは以下から(※BL漫画です)
ほぼ毎日投稿して40ツイートで完結することができた達成感はもちろんあるのですが、それよりこの作品は自分の作品のなかでも異質なもので、自分の漫画表現に今後影響を与える作品となりました。
そしてこれは他の漫画家さんにもアドバイスできる自分の成功体験でもあります。読みつづけてくれると嬉しい。
今まで自分は、自分の漫画表現で得意としているのは「影の部分の表現」だと思っていました。(「得意」とかいいましたが、底辺作家なりに自分の得意なところを探したら、ということです(笑))
人は自分にはないものに憧れるもので、自分の憧れるタイプは「ずる賢くて強い人」なんですが、そのせいで作品のキャラクターたちをカッコよく描こうと思ったら意図的にキャラクターたちに「影の部分」を持たせていました。
別の言い方をすると、キャラクターたちに「わざと悪いことをさせる」ということです。そこにかっこよさや味があると思っていました。
しかしこの「40ツイート後にお兄ちゃんじゃなくなる話」では悪い性格のキャラクターは一切出していません。そのかわり自分の温かい気持ちをめいいっぱい詰め込んだ作品でした。
自分では「あーどこも影のない味がしない話だなー」と思っていたんですが、pixivに投稿してみると普段よりもいい反応がいただけて驚きました。
それで気づいたんですが、自分の得意な表現は「悪」とか「影」ではなくて「親密」とか「愛情」なんだなと。
自分の今までの間違いは、実は多くの漫画家も実は陥りやすいミスだと思います。誰でも自分の憧れる人物像をキャラクターで表現しようと思ってしまいます。しかし・・・
漫画家のみなさん、自分の憧れる人間像を描きたくなるのはわかりますが、それは自分の得意な表現とは違う可能性が高いです。
真面目な人ほど不真面目なキャラクターを描きたがるし、純粋な人ほど闇キャラを描きたがります。
でもそれはあなたの得意分野ではないかもしれない。
あなた自身が人から褒められるところを漫画で表現したほうがいいと思います。
という日記みたいな話でした。
おしまい。