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日記

竜巻の夢を見た。怖かった。現実に起きて安心すると共に絶望する。私は怒りとの付き合い方が下手だ。なかったこと、ないものにしようとするので、長く引きずってしまう。かと言って心の中に粘りつくように残してしまうのは癪だ。どうしてか、不用物として扱おうとする。怒るのは決して悪いことじゃない。怒りは悪ではないということ、玄関に花を飾りたいだけの理由で置いておこうとする。自分で防衛できることと怒ることは似ている。本当はずっと嫌いでいいし、一生恨んでもいいのだ。

旅をしたい。遠くに行きたい。知人に相談したら綿密な旅の計画を提案してくれた。嬉しい。自分のことを、すみずみまで見捨てなければ、思わぬところで助けてもらえる。もうダメだと思ってもその度に誰かが助けてくれた。夢を見ている瞬間のすべてが遠くなる感じ。でもやっぱりわたしは今人間として呼吸している。堤防を作ると安心できる。輪郭がないと不安になる。丸まって心臓の音を聞く。楽しくないなんておかしい。

私は騙されないから、安心してねとにもちゃんに言ったら「どうかな?」という顔をされた。

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