悲しい

防衛費増額が嫌だ。辺野古で面白おかしく記念撮影する奴も腹立つ。ひとつも面白くねえよ。

どう甘く見ても戦争開始に進んでいるし、都会に出ると年末だけど羽振りが良さそうな人はそんなにいないし電車は人身事故でかなりの頻度で止まる。戦前の空気ってもしかしてこんな感じだったのかもと暗くなる。きっとそうだったのだろう。冬の寒さが余計にそう感じさせるのだろうか。でも今日入った店はガラガラで、あっもう多分なくなるな、と思った。そしてこういう勘は当たりやすい。コロナ前より景気が良い感じはしなかったし、基本的に人を人と思っていない今の経済最優先社会は一回崩壊すればいいと思っているけれど、それでも、それでも、もっと良い方法はないのだろうか。毎日反戦を表そうと詩を書いている。

それでもあっという間に防衛費増額が決まった。私は世界を変えられないけれど自分の意見を持ち続けることは、誰がなんと言おうと最後までできる。それは自分を守ろうとすることだ。思うことは自由だ。本当に自由が少なくなってきている世の中だけど、声を上げることもまだ自由だ。まだ、まだ、自由がきくうちに。戦争は嫌なんです。戦争はすなわち暴力だし、言えないことは、ねじれた問題が、抑圧された問題があるということ。嫌だなとか、変だなと思う感覚まで奪われるような社会なら、いよいよ人間が人間じゃなくなる。

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