日記 年末年始

気晴らしに入ったラーメン屋のつけ麺が美味しかった。美味しい、とか楽しい、は大事な感覚だ。またどこかで忘れてしまっていた。年末年始の空気の中、公共の喫煙所で外国籍と思われる、まだ小さな女の子が手すりに座ってゲームをしていた。少し心配になった。親の喫煙に付き合っているのだろうか。次に通りかかった時にはいなくなっていた。寒かったので喫茶店に入ろうとしたらメニューの値段表が高くて入る気が失せた。小麦粉を使った食品、相変わらず高い。

親戚が来て生活リズムが狂うのが嫌だ。私はシェアハウスとか絶対無理なのだろうなと思う。そもそも冬が苦手だ。怒りや悲しみを抑えつけてもろくなことにならない。テレビの中で熱唱している歌手を見て、年齢をとっていくのは早い、一生なんて一瞬だよなと思った。なんで人ってわざわざ生まれてきて結局死ぬのだろう。一生理解できない。医者に好きなこと、趣味を見つけてください、と言われたのだけれど何だっけ。全部遠い過去のように思えて、でも詩を書いたら悲しくて泣いてしまう。私はきっとこれからも泣きながら生きていくのかなと思った。もっと逃げる技術を高めたい。正義の言葉はギラギラ輝いているけれど時に残酷だ。早く春が来てほしい。でも毎年こうも冬の寒さにやられるから、南に行こうかなとも思う。

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