日記
いんげん115円。陳列していたものをぱっと取り、茹でて、わさび漬けと食べた。
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親戚のホームビデオにおさめられていた中学生の自分はあまりにも自分ではない気がして衝撃を受けた。自分の希望や意向に沿って何も選択していない状態というのは、こうも心許ない感じなのかと切なくなった。たまに思い出そうと思う。
3歳頃から何かを堪える表情をしていて、多分それは自分にしかわからないのだろうなと思った。端的に子供らしい表情をしていなかった。
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私は誰なのだろう、という問いは一生続く気がする。投げ出せるなら投げ出したい。でもやっぱり、取り戻すのは自分にしかできない。他人に構っていられない、と心底思う。自分のことを馬鹿だと思っていると思考停止になり、それ以上考えられなくなってしまう。馬鹿だと思えば何か良いことがあったのだ、一体何から逃げてきたのだろう。高校生まで団体行動しかできなかったと言う人の気持ち、わかるような背けたいような気がする。
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服装、というか、どのようなファッションをしているのかは結構大切。本当に着たいものを着られる人は強いなと思う。