【閲覧注意】AIホラー小説「見られている」
昨夜から奇妙な視線を感じていた。
気になってカーテンをそっと開いてみたが、外には誰の姿もない。ただ、深い闇が広がっているだけだ。しかし、その闇の奥に一瞬だけ、人影のようなものが浮かんだ気がした。背筋が寒くなり、慌ててカーテンを閉じる。
――もしや、あの男だろうか。以前、アパートの階段ですれ違ったときのことを思い出す。フードを深く被り、顔を伏せたまま、挨拶をしても無視された。表情はよく見えなかったが、ねっとりと絡みつくような視線を感じて胸がざわついたのを覚えている。
いや、きっと思い違いだろう。あの男は何もしてこなかった。私の一方的な印象に過ぎないのだ――そう自分に言い聞かせながら洗面所へ向かう。鏡を覗くと、思わず息を呑んだ。そこに映ったのは、まるで他人の顔のように青ざめた自分だった。底知れぬ不安が腹の奥で大きく脈打ち、吐き気をこみ上げさせる。全身から冷や汗がじわりと滲むのを感じた。
気を取り直そうと、水で勢いよく顔を叩く。しかし、あの不快な視線の感触は首筋にまとわりついて離れない。嫌な予感がして、ふと背後を振り返る。玄関へと続く薄暗い廊下が伸びているだけ。だが、空気が異様に重い。肺が圧迫されるような息苦しさに襲われ、思わず床に手をついてしまった。そのとき、手の甲が熱を帯び、脈打つような痛みに襲われる。
「まさか……」
おそるおそる手の甲に視線を落とすと、皮膚が盛り上がり、まるで生き物のように蠢いている。理性が悲鳴を上げるが、恐怖にすくんで目を背けることができない。やがて皮膚に亀裂が走り、そこからぬるりとした膜が覗いた。次の瞬間、鮮やかな血管を這わせた眼球がゆっくりと開いていく。
視線の正体は、この異形だった。ずっと自分の手の甲――そこに巣食っていた“目”が、闇の中から私をじっと見つめていたのだ。この肉の奥深くから突き刺さる“視線”からは逃げられない……。
あとがき
今回、文章作成はChatGPT o1Proを使い、最後のオチのイラストはMidjourneyで作りました。
文章に関しては、一発でChatGPTが出したんじゃなく、出てきた文章を見ながら「前半に出てくる男の描写を増やして」とか「文章を校正し直して」みたいに細かいやり取りを繰り返して作ってます。また、最後に人力で少し手直しも加えました。
こんな風に作っていると、AIと共同作業してるみたいで楽しかったです!
僕のnoteでは、他にもいろんなAIの使い方を紹介しています。ぜひぜひ合わせてチェックしてみてくださいね。