プラモデルも作ったことないJKがロボット学科に進んだら
2児の母で機械設計してます。
企画を目にしたときに書いてみたい!となぜか猛烈に思いました。
私の場合は「ロボット学科に進む」という選択です。
ロボット学科を選んだ理由
やりたいことのない高校生時代
きっかけは高校3年生でした。
高校はそこそこの進学校で、大学進学が当たり前という環境。
理系コースだったので、3年間理系漬けで過ごしました。
受験シーズンになり、具体的に受験する大学を決めなければなりません。
でもやりたいこと、全然ない。
なりたい職業も、入りたい大学もありませんでした。
いろいろ考えた末、
英語関連の学科
機械系の学科
の2択になりました。
英語関連の学科
英語は好き
唯一赤点を取ったことない得意教科
英語が喋れるようになってもやりたいことがないので就職でまた悩みそう
男性の多い環境が合ってる自分には女性が多い外国語学科は厳しいかも
機械系学科
父が電機系の仕事で身近
ボールペンとかを分解するのが好きだった
家電大好き
男性が多い環境
プラモデルすら作ったことない完全未経験
どちらかといえば機械系のが合っているな
ということで機械系に決めました。
機械系の中でもなぜロボット学科?
機械系と言っても
ハード系:機械の部品や構造
電子回路系:機械の電気配線
制御系:機械を動かすためのプログラム
と分野によって学科が分かれています。
機械は好きだけど、作ったことない私にとっては
どれが好きか得意かわかりません。
そこで目についたのがロボット学科でした。
機械を動かすための分野を全て学習するという履修内容です。
これだ!向いてることを探しにロボット学科に行こう!と即決でした。
ロボット学科での生活
半年に1台ロボットを作るというカリキュラムでした。
授業では
3DCADソフトで設計
ボール盤・旋盤・フライスなどの加工機械で部品作り
マイコンにハンダ付けで電気配線
制御プログラムを書いて動かす
完全自作のロボット完成☆
をずっとやっていました。
加工機械で部品はふっとばすし
ハンダ付けで髪の毛は焦げるし
(機械系女性あるあるですよね?)
制御プログラムはいざというときになぜか動かなくなるし…
大変でしたが充実した毎日でした。
その日々の中で私はハード系が向いてるとわかりました。
理由は間違ったときに目に見えるからです(笑)
電気配線は間違えたら燃えるけど、修正する箇所はわからない。
プログラムはエラー箇所が出ますが、全然違う間違いだったりします。
人生初のプログラム言語がC言語(プログラムの中では高難易度)だったので、制御系とは全然お友達になれませんでした。
ロボット学科で良かったこと
インターネット社会で快適に暮らせる
今は小学校の欠席連絡もネット上でする時代らしいです。
機械を一通り学んだことでパソコンやインターネットにとても強くなりました。
高校生まではそこまでインターネットに強い方ではなかったので、
機械を学んでいなかったら、今の時代についていけなかったと思います。
パソコンが得意なので、そこでつまずかず、やりたいことができます。
noteもその一例です。
アカウント作成、記事投稿がすんなりできるので
思ったことをすぐnoteに記すことができます。
職業をすんなり決められた
ハード系が得意なら機械設計だろうとすんなり職業を決められました。
機械に関する全分野を広く学べたことで、自信を持って就活できました。
機械設計でも制御や電気知識が活きる
機械のことだけ知っていても機械設計はできません。
どのような制御をするかによって機械構造を工夫したり、
電気部品の配線空間を確保する、など考慮することがたくさんあります。
そのような時に浅くでも知識があって良かったと感じます。
すごく楽しかった
学科は男性がほとんどで、女性は10人程しかいませんでした。
でもその分女性同士は先輩後輩含め、仲が良かったです。
男友達もたくさんできたことで、男性ならではの遊び方も教えてもらい、
良い経験になりました。
プログラミングを子供に教えられる
小学生からプログラミングを学ぶ時代になりました。
自分が小学生の時にはなかったのでびっくりです。
うちの子は未就学児なので、まだやっていませんが、小学生のプログラミングくらいなら教えられる自信があります。
スマートホーム化余裕
家電の扱いなどちょろいので、アレクサとSwitchBotを使ってスマートホーム化しています。
エアコン・テレビ・サーキュレーター・ファン・ルンバなどを声で全て操作しています。
忙しい朝にリモコンを探したり、スイッチを押し回らなくて良いので楽ちんです。
まとめ
ロボット学科に進むというのはとても良い選択でした。
機械が動く仕組みを理解すると、
家事をうまく家電に頼ったり、
日常生活にも活きる場面がたくさんあります。
もし、娘に機械系に進みたいと言われたら、(怪我や汚れが多い、男臭い、などのデメリットをしっかり話したうえで笑)全力で応援します。