東京衛生病院での出産〜部屋選び〜
2020年9月に東京衛生病院にて出産しました。
私が選んだのは、旧館の個室。隣の教会の白い十字架が青空に映える、景色の良い部屋でした。
個室にした理由は以下です。
1.他の人の音を気にしなくて良い
音楽やテレビはイヤホンをすれば良いのでそこまで不自由はないと思いますが、電話は大部屋だと禁止されています。
ではどうするかというと、部屋の外のオープンスペースで電話します。オープンスペースなので、イヤホンをして話していたとしても、自分が話している内容は周囲に筒抜けです。
コロナで面会禁止の状況で、電話は家族との大事なコミュニケーション手段。そして、産後のデリケートな時期、話しているうちに涙が、ということもあります。そんな時、オープンスペースは周りが気になってしまいます。
2.食事の選択権がある
大部屋だと、決められたメニューが出てくるだけなのですが、個室はメニューを選べます。ただでさえ、病院という場所は自宅と違って自由が少ないので、食べたいものを食べられるというのは嬉しいことです。
シーナ・アイエンガーの『選択の科学』にもあるように、自己決定権の大きさは健康状態を左右するので、食事を選ぶという行為は産後の回復にも必要だと思います。
もちろん、何でも食べられるというわけではなく、提示されたものの中から選ぶのですが、それでも十分楽しかったですし、生活の張り合いになりました。
3.母子同室ができる
私は結局同室にはしなかったのですが、一緒がいいと思ったら出来るというのは安心材料でした。
ちなみに、同室にした場合でも夜間は新生児室に預ける必要があるらしいです。
母乳の分泌を増やすには、産後すぐの頻回授乳が有効だそうですので、昼間だけでも同室の方が、その後の母乳育児は楽かもしれません。
以上、個室のメリットを書いてみました。大部屋で過ごした経験はないので思い込みもあるかもしれませんが、どなたかの参考になればと思います。