うつになった話①(うつになるまで編)

 2015年 私はうつになりました。現在(2021年)は寛解しており、服薬もないです。経過観察で2ヶ月に1度、クリニックには通院していますが、うつに関する治療はほとんど何もしておりません。

 現在のようになるまでの私の話とこれ、知ってたら役に立つかもしれないという知識も含めて(私の経験ですね)書いていきます。

複数回に分けて書き上げています。

私がうつになる話

 2014年 新社会人として介護の仕事を始めました。介護職は早番、日勤、遅番、夜勤の4交代制でした。その施設で様々な利用者さんと関わりながら、仕事をしておりました。日々の仕事をこなしながら、利用者さんと会話をしたり、大変ながらも充実していたように感じていました。しかしその裏で仕事が出来ないところに目を向けて、何も出来ていないと日々、自分を責めてもいました。

 2015年夏 私は軽い熱中症になりました。その日は夜勤入りの日。私は暑い暑い夏の日にクーラーを点けずに頭をアイス枕で冷やして寝ておりました。仕事へ行く時間が近づき、目を開け、身体を起こすと頭がクラクラしました。その後、気持ち悪くなってきたのです。私は夜勤に向かわず、病院に行きました。病院では、先ほど書いた通り、「軽い熱中症ですね」と診断を受けました。

 翌日、職場へ向かい、迷惑をかけたことを謝罪し、仕事をしました。しかし調子が悪くなってしまい、上司に報告。施設と提携している病院へ診察に行くよう進められました。そこで熱中症ならば点滴を受けていきなさいと言われ、点滴を打ちました。このようなことを2回繰り返した後、職場へ行く車内で私は、理由もなく、泣いてしまったのです。

 次の日、私は朝のニュース番組を見ていて、泣いていました。泣くようなニュースではなく、むしろ笑えるニュースだったのです。しかし私は番組内で笑っている出演者の顔を見て、笑っていて羨ましいと涙を流したのでした。

 そこからは自分のメンタルの異常に気がつき、すぐに精神科(心療内科)を探しました。見つけた病院は、当日行けば診察してくれるところでした。私はすぐさま準備をし、受診しました。受診結果は、『うつ状態』ということでした。うつ状態の私は、医師の指示で休職を一ヶ月取得しました。

 その時の私は「休職=無給状態になる」と思っていました。奨学金の返還や車のローンなど借金を抱えていた私としては、それは困る!と戸惑っていました。

 そして私は、休職しても健康保険からお金が出ることを知ります。

“傷病手当金”です。

 傷病手当金…(協会けんぽ)会社員が病気やケガで会社を休んだときに受けられる制度です。「病気休業中に被保険者とその家族の生活を保証するために設けられた制度。被保険者が病気やケガのために会社を休み、事業主から十分な報酬を受けられない場合に支給される(参考:全国健康保険協会(協会けんぽ)・・・詳しくはこちら https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/sb3040/r139/ )

 この制度があることを当時勤めていた職場の上司より、教えていただきました。そのおかげで私は、金銭について心配せずに休むことができました。(ただし、手続きで職場へ出向くストレス、体調について聞かれてなかなか心が休まらないという状態にはなりました(苦笑))

 追加 次回の話でなぜ休職期間中に職場へ行っていたのかについて書いています。

 続

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