うつになった話③(復職編)
前回、休職中のことを書きました。今回は復職について、話を書いていきます。
うつ 復職の話
復職時、私は介護業務から離れて、介護事務のお手伝いをさせてもらっていました。仕事内容は、ヘルパーさんが行った訪問介護業務のチェック(施設に「サービス付き高齢者住宅」が併設されていました)と小口現金の管理、月末の請求業務の手伝い、電話応対と来客応対などでした。勤務時間は、自分で決めていました。自分で決めた勤務時間を職場に申請し、始業時間や終業時間を相談して働いていました。復職をしようと考えている人には、自分で決めるより主治医(産業医)と相談の上で決めることをお勧めします。私のように自分で決める人はそんなにいないと思うのですが…(笑)もし悩んでいる場合には主治医(産業医)と相談して自分の体調とも照らし合わせて決めた方が失敗が少ないと思います。(失敗と書いた通り、私は失敗してます(笑))
復職し始めた時は、始業9:00〜終業11:00の2時間から始めました。そこから徐々に時間を伸ばしました。介護事務の仕事は私に合っていたようで苦にならずにできました。
ただめちゃくちゃ焦ってましたけどね!(笑)
うまくできないことや勤務時間が短いことで焦っていました。約1週間で1〜2時間程度、延長していました。そのため、およそ1ヶ月で8時間勤務(フルタイム)に戻してしまいました。それが失敗でした。自分の体調に耳を傾けることをせず、『早く、急げ!』とどんどん増やしてしまったので予想通り体調(メンタル)を崩しました。自分の中ではできていると感じていたのですが、のちに体調(メンタル)を崩した時に上司より「勤務時間を伸ばすのが早かったよね」と言われました。当時は「思ってるなら教えてくれよ!」と思いましたが、それも学びですね(苦笑)
メンタルを崩して、8時間勤務(フルタイム)から5時間勤務に戻して、しばらく働いていました。しかし一度崩すと、すぐには戻らず…(泣)再び休職することになりました。そして2度目の休職からなかなか復職できなくて、退職する運びとなりました。
復職してみて感じたこと
復職して、当時の自分として感じたことを以下にまとめました。
①5時間勤務くらいなら働けそう…私の場合、1〜3時間勤務については結構早く時間が過ぎるなと感じました。4〜5時間勤務くらいになるとお昼休みも含みます。そのため仕事をしている、がんばっている感覚になり、自分でもやりがいを感じていました。8時間勤務(フルタイム)は、当時の自分としてはがんばりすぎていたと思います。フルタイムになると介護事務の仕事のお手伝いだけでなく、介護業務の仕事も任せてくれるようになりました。そのため、仕事に追われる感覚になり、いっぱいいっぱいだったように感じました。これでもかなり早い段階で勤務時間を伸ばしていたのでもっとゆっくりでも良かったのではないかと反省もしています。
②早い段階で勤務時間を伸ばしすぎた…焦るあまり急いで勤務時間を伸ばしてしまいました。自分の体調がどんな感じなのかを自分でヒアリングすることが勤務時間の調整には大切になることを感じました。これで大丈夫か、このままの方がいいか、と逐一自分と向き合わなければならなかったと思いました。さらに言うなら、主治医(産業医)や周りの人に聞いてみることも手段の一つであったんだろうなと思います。自分では大丈夫であっても第三者から見て違和感を感じていたかもしれないですし、何より渦中の私は焦っていたのでね(笑)一緒に住む家族や同僚、聞きやすい人に見ていた感想を聞いてみるというのも復職を成功させる鍵だなと感じました。
どちらにも言えることは「焦らないこと」ですね。できていなことを責めるよりも働けていることを認めること。これも大切だと思います。渦中にいる人に焦るな!といってもなかなか聞けないと思います。できていないことを責めてしまうこともわかります。自分に「ある」ことを数えるよりも、自分に「ない」ものを数える方が遥かに見つけやすいです。当時の私はそうでした。(今も沈み込むとないばかりに目を向けがちですが笑)
教訓「焦らない、マイペースで」これが一番大事なことですね。
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