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小さな変化で季節を感じ、感性豊かに日々を過ごしたい。
季節を感じながら日々を過ごせると、心豊かな暮らしが送れそう。
紫式部公園を訪れて、そんな風に感じた。
𓂃 𓈒𓏸
福井県の越前市へ、紫式部のゆかりの地をめぐりに来ました。
前回は大河ドラマ館をの感想を綴ったのですが、今回は紫式部公園を訪れた話です。
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紫式部公園には、庭園を一望できる場所があり、
硯や筆、扇子などの小道具、紫式部が詠んだ和歌が置かれていた。
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辺りを見渡すと、緑が広がっていた。
今は緑が多いけれど、季節が移り変わるとまたちがう景色が見られそう。
時間は平等にあるけれど、平安時代の人々ってゆっくり時間が流れてそう。
家には庭園があって、毎日同じ場所から庭に咲く花を見たり、香りや肌で季節を感じる。
和歌を嗜んでいた平安時代の人々は、ちょっとした変化にも敏感だったのではないだろうか。
季節や花、色、そのときの感情...
豊かな感性で言葉を選び、思いを和歌にしたためる。
平安時代の人は現代人よりも繊細に、あらゆるものごとを言葉で表現していたんだろう。
現代を生きる私は、せわしく日々を生きている。
空を見上げることもなければ、小さな季節の変化に気づくことも難しくなっている。
会社と自宅を往復はルーティンのように同じ道を通って、外の様子のちがいは分からない。空いた時間はスマホを見て過ごしてしまう。いつも目の前のことばかりと向き合って、あらゆることに鈍感になってしまっている。
庭園で過ごすと、せわしく緊張しがちな心がリセットされ、ゆっくりと時間が流れているように感じた。
そういえば、散歩をするのは久しぶりだった。
庭園を歩いてみると、葉が紅に色づき始めている木があった。暑い日々が続いて、秋には程遠いと思っていたけれど着実に近づいている。そんな季節の訪れを感じられたことが嬉しかった。
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家には庭がないから、近くの公園に散歩することを生活に取り入れたい。
同じ道を通って、同じ場所を訪れるけれど、景色はいつも同じではないはず。
今の季節はどんな花が咲くんだろう。どんな空模様が多いのだろう。
小さな季節の変化に気づいて、自分の言葉で表現し、感性を磨いていきたい。