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もちやはもちや
こんにちは、理学療法士のおかむーです。
今回は、「もちやはもちや」について、お話したいと思います。
この話しは、いろいろな分野に当てはまると思いますが
私は、高校を卒業してから理学療法士の世界で生きてきて、他の職業を経験していません。
学生時代、清掃業等のアルバイトをした程度です。
ですので、経験してきた理学療法士の世界でお話しします。
理学療法士の職業も多種に分かれています。
一般の方がイメージするリハビリである病院勤務
しかし、そこでも、小児、高齢者、一般、整形、中枢、心臓、呼吸、癌等に分化し、専門性を増しています。
他には、施設、在宅訪問、クリニック、起業、学校、研究機関、役場、スポーツ(プロ、一般、学生等)、企業、議員等です。
最近では、動物のリハビリとして活躍される方もいます。
その中で、臨床が得意な方、管理が得意な方、事務処理が得意な方、教育などの指導が得意な方、研究が得意な方等
また、個人的スキルとしては、お話が得意な方、手が器用な方、人を引きつける魅力がある方、考えたり発想したりするのが得意な方、人の内面を見る力がある方など、さまざまです。
理学療法士も人間ですので、さまざまな方がいても不思議はなく、それが人しての魅力の一つかと。
ここで、このような方々が集まった組織を発展させるには、個々の得意分野に比重を置いて、仕事を行なってもらうことかと考えます。
得意、不得意で、仕事の効率性は大きく変わります。
ある仕事を得意な方が10分ほどで終わらせるものが、不得意な方ですと数十分、下手をすると数時間かかります。
不得意な人が頑張って努力しても、人並みを少し超える位です。
でしたら、最初から得意分野を活かさせた方が、人の何倍も先に進めます。
ここで注意すべきは、‘万能な人間はいない’と言うことです。
人はみな必ず、得意、不得意があります。
特に、ある点でずばぬけて優れていると、その他のある部分では、かなり劣る印象です。
脳の許容範囲に限りがあることを思わせます。
なので、我々の世界で言う所の一流大学や大学院を卒業したからと言って、臨床が出来るかと言うと、そうとは限りません。
確かに賢いので、その確率は上がりますが絶対ではありません。
ですので、私は、肩書きではなく、実際の臨床現場を見ないと、力の有無が判断できなくなっています。
そこはやはり、‘人’です。
上司の方は、その点を見極める力が必要かと。
自分でその力が弱ければ、得意な人と協力してもらえばよいことです。
私は教員時代、ある授業で生徒のグループ分けの際、その見極めが得意な生徒に協力してもらってグループ分けをしました。
生徒と職場では、立場も内容も違いますが、根本は同じと考えます。
ここで、‘得意’と‘好き’は違います。
ことわざに、「好きほど物の上手なれ」とあります。
確かに好きでいると、それに熱中して伸びていきますが、人によっては、ある程度で限界がきます。
ただ、「好き」と感じるのは、脳が欲しているので、得意になる確率は高いかと。
なので、自分の「好き」を参考に、得意を見つけ出すことです。
見つけ出す資料としては、第三者からの評価が大きな参考になります。
今思うと、私は理数系で、また、幼少から絵が得意?で、いろいろな大会で賞を取っていました。
美術の先生からは、色彩は今一つだけど、立体を捉える構成力があると言われました。
それが、今の動作分析や推論に活かされているのでは?と考えています。
最後までお読み頂きましてありがとうございます。