月
彼氏と引っ越してからはウキウキしてた。 なんか特別なことが始まった気分で 心機一転して職場も変えた。田舎だけど、このまま結婚して子どもできたりして、それはそれで楽しく暮らすのかなみたいな感じに思ってた。 彼氏は私のこと1番に考えてくれてずっと好きでいてくれるんだなってなんの疑いもなく思ってた。ケータイ見たこともあったけど怪しいラインもなかったしこのまま結婚していいと思ってた。 今考えるとどんだけ現実見てなかったかよく分かる。 怖いね人って。自分がそうあって欲しいように勝手
そんな金銭感覚バグった生活してた。 地元の子は結婚したとか家建てたとかそういうのインスタで見て平凡なところで生きてて何が楽しいんだろうって思ってた。田舎は嫌い。何もないし、全てが遠くにあってすぐ手に届かない、地元に帰る気なんてさらさらないって思ってた。 ずっと付き合ってた彼氏が名古屋に引っ越すことになった。 パパと縁を切るってことはあーダルって思ってたけど、結局パパとは縁を切った。たくさん貢いで貰ったけど、息は臭いしパパと結婚とか介護とか老後とか想像しただけでクソだったか
会うたびに毎回10万はもらった。 普通の田舎の大学生には大金だったから、憧れてた先輩と同じハイブランドのコートやら時計やらバックやら買い漁ってた。 卒業してからは都内に引っ越した。 整形もした。最初は埋没、次は鼻、次は輪郭。昔の原型もないくらい整形した。 パパはアホだから「メイク変えた？会うたびに綺麗になるね」くらいしか言われなかった。多分バレてたと思う。笑 一緒に海外も行った。一緒に寝るのが嫌で別部屋にしてもらってた。パパと食べるご飯ほど嫌なものない、何でもいいコンビ
バイトをして学校に行っての毎日。 田舎だったから遊ぶところもあんまり無かった。 宴会の予約が入ってその日は自分も含めて3人の女の子で行った。 来ていたのは3人。40くらいのおじさん。ちょっと怖いなーくらいの感じだった。でも今日はリーダーでもないしお姉さん達と一緒に来てる。 話を聞いてる中でどこかの社長さんらしいことが分かった。1人は社長でもう2人は部下みたいな立ち位置らしい。その社長は私を気に入ったらしい。電話番号を教えられた。 そのあと小声で言われた。「また会おう、お
そうやって初出勤は終了。疲れた。 仕事が入ると店長が女の子を選抜してメールが来るシステムだった。 割と頻繁にメールが来る。学校のスケジュールを見て入れる日は出ることにした。 多いのは温泉街の旅館、ホテル。 温泉街までは2時間くらいかかるから拘束時間も長くて出来れば近場が良かったから、場所も選んで出勤してた。でも旅館やホテルは宴会場で2時間からの延長で部屋飲みってパターンが多くて必ずと言って良いほど延長になる。
まずはメールで問い合わせ。 連絡がきて顔や全身の写真を送るように返信があった。盛れてそうなプリクラをチョイスして送った。そして面接の日が決まった。 面接の場所は家の近くのファミレスを指定した。 そこへ来たは優しそうな40〜50代くらいの女の人。そこそこ小綺麗な人。店長だと自己紹介される。 仕事内容をざっと説明される。 普通のコンパニオンとしての仕事（宴会、結婚式）もあれば、ちょっとしたお触りありのコースやパンツ一丁までOKコースもあるとのこと。
地方の大学に通ってた。田舎。 初めての一人暮らしで、親が車で引っ越ししてくれた。家賃3.5万の1DＫ。大学の寮みたいな所。仕送りは9万。この金額が安いのか高いのかもその時は分からなかった。 同じマンションに同じ大学の友達がいて仲良くなったり、徐々に友達ができた。 バイトはそこらへんのお弁当屋さん。 本当小さい店舗であんな中にも世界があるとは知らずに入ったんだけど、気弱な女子大生にはあのおばさんワールドはきつくて辞めた。お弁当屋さんってそんな大変なイメージなくない？ 大学2
