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【UiPath 2019秋メジャーUpdate勉強会vol.1】プラットフォームリリースまとめ(Studio Xでの作成手順 )

米国時間2019年11月11日に開催された勉強会のポイントまとめ。

自動化に関わる全ての工程でアップデートが行われた、過去最大のアップデートについて。分かりやすく整理します。

講師&マーケット分析

本日の講師の皆さん。

企業のIT投資の骨子;
クラウド・AI・レベルの高いコーディング不要

コンセプトは良いが、実際は期待したほどの成果を上げていない。

反対に、それぞれのシステムが独立しているため、データ転記に代表される”つなぎの作業”がたくさん増えてしまった。

そんなシステム乱立の中心にRPAが現れ、効果を発揮している。

2019秋メジャーアップデートのポイント

RPAに関わる全工程で新ツールの発表/機能バージョンアップを発表

今後のRPA業界をリードする非常に力強い内容。

1,計画;AI活用によるRPA実行の分析
2,プログラム;レベルを問わないシンプルな開発ツール
3,管理;ロボット配置と運用管理
4,実行;既存システムと連携する自動化
5,共同;人間とロボットのコラボレーション
6,計測;強力な分析ツールと、戦略的な成果

そのうち、本日の内容は2,プログラム、3,管理、4,実行の3本柱。

プログラム開発ツール

まずはツールの最重要パート、開発ツール。
従来のUiPath Studioに加え、ビジネスユーザーでもコーディング無しで作成可能なStudioX をリリース

従来StudioとStudioXの比較デモ

簡単なフローをまずはStudioで作成し、その後にStudioXで作り比較がされた。
右のExcelデータを、左のシステムに入力するシンプルなワークフロー。

まずは従来のStudioで作成。

マイナーバージョンアップもいくつか説明。下の図は、検索機能の充実を説明。『Click』という文字を『Clikc』と誤スペルにしても検索可能という一例。

続いてStudioXで作成。

こちらが基本プログラム画面。
Excelの簡単RPA化をメインターゲットとし、アクティビティが厳選されている。

新たな概念『カード』。
アプリケーション・エクセル・アウトルックメールの3カード。
※2020年9月時点ではWordが追加されており、今後もPowerPointやPDFなどの追加計画があるようです


これらのカードを最初に置くことで、『どのアプリケーションを自動化しているのかを簡単に指定』できる。

従来のStudioで、初心者には少し難しいが最重要であった『セレクター』を、簡単に設定できるイメージです。

『カード』で対象のExcelファイルを特定すると、UiPath 上でファイルの内部構造が分かる。
上の図はUiPath上でエクセルファイルのシート→セルとDig In(階層を下げていく)をしているところ。

従来、UiPath→エクセルと画面を切り替えて作業していたのと比べると、
Excel内の必要なデータの特定が驚くほど簡単にできるようになった

For Each Row (繰り返し各行)の設定も超簡単。
これは本当にコーディング無しでビジネスユーザーでもRPA作成ができる。

StudioX のすごさを言葉で表すと

・UiPathとエクセルとの融合
・シームレスなエクセル操作
だろうか。

これはエクセルへの機能アドインで実現した、RPAプログラムの革命。

今後はエクセル以外のツール/システムとの連携(いわゆるネイティブインテグレーション)が進み、オフィス業務のかんたん自動化が加速していく。

長くなってしまったので、オーケストレーターなどの説明は明日に続きます。

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