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『稲盛和夫一日一言』11/16 Review
こんにちは!R&P企画 emuです。
2024年8月1日より、連続投稿3年目に入りました。これを機に、しばらくは過去2年分をレビュー掲載していく予定です。
11月16日、今日の一言は『小善と大善』です。
親が子どもを甘やかすあまり、子どもは自分では何もできないようになってしまい、成長するに及んで人生を誤ってしまうということがある。逆に、厳しい親に育てられた子どもは、自分を鍛錬することを学び、人生における成功者になるということがある。前者を小善、後者を大善という。
人を助ける場合に、小善と大善があります。『小善は大悪に似たり』と言われるように、小さな善をなすことは大きな悪をなすことにつながっていきます。
例えば、発展途上国に対する経済支援(ODA)の広告に「私どもは貧しい国の人たちに魚を差し上げることはしません。そのかわり、魚を捕る方法を教えます」というような内容が出ていました。
ひもじい思いで、今にも飢え死にしそうだからと、魚をあげる、お金をあげるというのは小善でしかありません。結局は自活できない人たちを育てることになってしまいます。そういう意味では、慈悲、布施、ボランティアといった利他の心の実践においては、直接的にただ恵むのではなく、本当に助けるということは厳しいことでもあるのだということに気づくべきです。「利他」とはそういうものなのだ、と理解していただきたいと思います。
本記事を通して「京セラフィロソフィ」「稲盛経営哲学」に接することで、皆さんが少しでも毎日を活き活きと過ごされんことを願っております。