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『稲盛和夫一日一言』1/19 Review
こんにちは!R&P企画 emuです。
2024年8月1日より、連続投稿3年目に入りました。文末に、過去2年分のレビューを掲載しておりますので、本日分と併せてご一読ください。
1月19日、今日の一言は『神の啓示』です。
毎日毎日悩み苦しんでいると、ある瞬間に、神の啓示のように、アイデアが心にひらめくことがある。これは、逆境に勇敢に立ち向かい、人間として何が正しいかを問い続けて仕事に没頭しているときに、神が与えてくれる霊感(インスピレーション)だと私は考えている。
サイエンス、科学というのは難しいものではなく、人間がみんな知り得て、みんなが再現できることですから、それは常識なのです。ですから、常識でやっていたのでは、独創というのはできないわけです。それは企業経営においても同様です。
自分の仕事に全身全霊で打ち込んでいると、ふとひらめくことがあります。それがインスピレーションで、創造に近いものです。事業でも経営でも研究でも、思い悩み、苦しんでいる。そのように全身全霊をかけて打ち込んでいるときにひらめくインスピレーション、つまり直感、霊感が創造につながっていくわけです。
苦労していない状態でひらめくのは、単なるアイデアに過ぎません。アイデアぐらいでは決してうまくいきませんし、いいものもできません。苦しみ、悩み、のたうち回る中で、ある瞬間にひらめくインスピレーション、それが創造というものにつながっていくのです。それは、研究でも企業経営でも同じことです。
創造的であるためには、人のまね、つまりいろいろなことを勉強し、常識の寄せ集めで経営をするのではなく、今日申し上げたような、人間の本質的なものから導き出した考え方を事業に応用し、一生懸命打ち込んでいく。さらには、そこから出てくる自分なりの考え方のようなものを加えて仕事をしていかれることが一番大事ではないかと思います。また、それが創造なのです。
本記事を通して「京セラフィロソフィ」「稲盛経営哲学」に接することで、皆さんが少しでも毎日を活き活きと過ごされんことを願っております。