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『稲盛和夫一日一言』1/2 Review

 明けましておめでとうございます。こんにちは!R&P企画 emuです。 本年もどうぞ宜しくお願いいたします!

 2024年8月1日より、連続投稿3年目に入りました。文末に、過去2年分のレビューを掲載しておりますので、本日分と併せてご一読ください。

 1月2日、今日の一言は『人生方程式 ② 考え方』です。

 この能力と熱意に、考え方が積でかかる。考え方とは、人間としての生きる姿勢であり、マイナス100点からプラス100点まである。つまり、世をすね、世を恨み、まともな生き様を否定するような生き方をすれば、マイナスがかかり、人生や仕事の結果は、能力があればあるだけ、熱意が強ければ強いだけ、大きなマイナスとなってしまう。
 素晴らしい考え方、素晴らしい哲学を持つか持たないかで、人生は大きく変わってくる。

 この方程式に従えば、平凡な「能力」しか持ってなくても、努力をひたむきに続ければ、能力の不足を補って、能力のある優秀な才能を持った人をはるかに上回る成果を収めることも、決して不可能ではありません。
 そして最も大事なことは、「能力」と「熱意」の掛け算の値に、さらに「考え方」が掛け算で掛かってくることです。この考え方には、悪い方から良い方まで、マイナス100点からプラス100点までの大きな振れ幅があります。
 例えば、自分の苦労を厭わず、「他に善かれかし」と願い、一生懸命に生きていくような「考え方」はプラスですが、世をすね、人を妬み、まともな生き様を否定するような「考え方」は、マイナスの考え方だと、私は考えてます。
 実際に、人並みはずれた「能力」とあふれるような「熱意」を持ち、創業した会社を発展させて巨万の富を手にしたものの、次第に傍若無人の行動をとるようになり、社会から糾弾を受けて表舞台から去っていくといった人が、いつの時代にも存在するわけです。
 はたして自分の考え方がプラスなのか、それともマイナスなのか。つまり善きものなのか、悪いものなのかということを、日々反省を繰り返しながら、少しでもプラス方向、つまり善き考え方を持つように心がけていくことが、この「人生・仕事の方程式」の結果を最大にすることになるのです。

2011年 盛和塾福島開塾式 講話より

 本記事を通して「京セラフィロソフィ」「稲盛経営哲学」に接することで、皆さんが少しでも毎日を活き活きと過ごされんことを願っております。


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