
『稲盛和夫一日一言』2/21 Review
こんにちは!R&P企画 emuです。
2024年8月1日より、連続投稿3年目に入りました。文末に、過去2年分のレビューを掲載しておりますので、本日分と併せてご一読ください。
2月21日、今日の一言は『両極端を併せ持つ』です。
バランスの取れた人間性を持たなければならない。つまり、慎重さと大胆さの両方が必要なのだ。一つの人格の中に、相反する両極端を併せ持ち、局面によって正常に使い分けられる人間でなければならない。
大胆さと細心さを最初からあわせもつのは難しいことですが、仕事を通じていろいろな場面で常に心がけることによって、そうした両極端を兼ね備えることができるようになります。
兼ね備えるとは、決して真ん中の中庸がいい、足して二で割ったようなものでいいと言っているわけではありません。一人の人格の中に、恐ろしいほどの大胆さと、恐ろしいほどの細心さ、その両方を兼ね備えて持っていなければならないということです。
経営者でも政治家でも、素晴らしい仕事を成し遂げた人の伝記を読んでみると、だいたいが矛盾した言動が書かれています。大胆であるべきところでは大胆であり、小心でなければならないときには小心であること。小心でなければならないときに大胆であってみたり、その反対であったりすれば、会社はたちまち潰れてしまいます。ですから、両極端を正常に機能させる、相矛盾するものを常に正常に機能させることが大事なのです。
これはもともと矛盾したものなのです。しかし、その矛盾を矛盾させないで常に正常に機能させることができる、そうしたことを日常的に発揮することができる能力を持っていなければならないわけです。
本記事を通して「京セラフィロソフィ」「稲盛経営哲学」に接することで、皆さんが少しでも毎日を活き活きと過ごされんことを願っております。