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『稲盛和夫一日一言』10/13 Review

 こんにちは!R&P企画 emuです。
 2024年8月1日より、連続投稿3年目に入りました。これを機に、しばらくは過去2年分をレビュー掲載していく予定です。

 10月13日、今日の一言は『多角化は登竜門』です。

 マーケットに限界がある以上、会社を成長させたいなら、どうしても新規の事業を起こし、多角化を図る必要がある。また、一つの事業の盛衰により、会社の命運を左右されないためにも、多角化は必要になる。
 多角化とは、中小企業が中堅企業へと脱皮するための登竜門となるものである。

 いかにして事業の多角化を成功させるか。
 企業の安定を図ろうとすれば、経営者はいろんな分野に手を伸ばし、足を伸ばして安定化を図りたいと考えるものです。多角化は緩衝材になりますから、企業のあり方としては理想的です。一本立ちでひとつの業種だけでは、どうしても不安定な経営になってしまいます。
 しかし、専業に打ち込むだけでも競争が激しく、そこに全智全能を注ぎ込んでもなかなかうまくいかないのに、なけなしの才能を分散でもした日には、ますます競争力がなくなっていく。そうなってしまえば、失敗するのは目に見えているわけです。それほどに、多角化とは難しいものなのです。

1994年 第3回盛和塾全国大会 塾長講話より

 本記事を通して「京セラフィロソフィ」「稲盛経営哲学」に接することで、皆さんが少しでも毎日を活き活きと過ごされんことを願っております。


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