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『稲盛和夫一日一言』1/1 Review

 明けましておめでとうございます。こんにちは!R&P企画 emuです。
 本年もどうぞ宜しくお願いいたします!

 2024年8月1日より、連続投稿3年目に入りました。文末に、過去2年分のレビューを掲載しておりますので、本日分と併せてご一読ください。

 1月1日、今日の一言は『人生方程式 ① 熱意と能力』です。

 人生・仕事の結果=考え方✖熱意✖能力
 この方程式は、平均的な能力しか持たない人間が、偉大なことをなしうる方法はないだろうか、という問いに、私が自らの体験を通じて答えるものである。
 まず、能力と熱意は、それぞれ0点から100点まであり、それが積でかかると考える。すると、自分の能力を鼻にかけ、努力を怠った人よりも、自分にはすばぬけた能力がないと思い、誰よりも情熱を燃やし努力した人のほうが、はるかに素晴らしい結果を残すことができる。
 

 「賢い人が事業を行えば大成功するということは当たり前のように思うのだけれども、私は賢いほうではない。どういうところが優れていれば人生は成功するのだろうか」
 創業当初、そのことで私は非常に悩みました。その結果、ある方程式を考えつきました。人生の結果・仕事の結果は「能力✖熱意✖考え方」で表されるのではないかと思ったのです。
 それはどういう意味か。能力というのは、頭がいいということだけではありません。肉体が持っている能力、つまり運動神経や健康、頑健さ、力の強さを含めて、私は能力と言っています。
 次は熱意ですが、それは子どものころの教訓から、「ただ頭がいいだけではダメで、バカみたいに人の何倍も働くという勤勉さ、熱意といったものが必要なのだ」と感じていたからです。
 そして方程式を掛け算にしたのは、どう考えても足し算ではつじつまが合わなくなってしまうからです。足し算では、頭がいいからとあまり働かず、熱意もあまりないという人と、もともと能力はあまりなくても、一生懸命頑張って努力した人の差があまり出てきませんが、実際には大きく違ってくる。例えば、「松下電器産業の松下幸之助さんや三洋電機の井植歳男さんは、学校は出ていなくても、あれだけのことができた。足りないものをカバーするために行った努力が能力に掛かるから、あそこまで違ってくるのだな」と納得したのです。
 素晴らしい人生を神様に与えてもらうには、いま置かれている状況に感謝し、明るく必死に生きる努力を続けること。そして何よりひがんだ考え方をすることなく、明るくポジティブな考え方をすることが大切なのです。

1995年 第1回経営講座トップセミナー(京都商工会議所) 講話より

 本記事を通して「京セラフィロソフィ」「稲盛経営哲学」に接することで、皆さんが少しでも毎日を活き活きと過ごされんことを願っております。


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