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『稲盛和夫一日一言』1/6 Review

 こんにちは!R&P企画 emuです。
 2024年8月1日より、連続投稿3年目に入りました。文末に、過去2年分のレビューを掲載しておりますので、本日分と併せてご一読ください。

 1月6日、今日の一言は『心の手入れ』です。

 立派な経営をするのに、大切なのは心の手入れだ。それは、業種が何であろうと、国がどこであろうと変わらない。経営者自身が常に悪しき思いを打ち払い、心の手入れを怠らずに人徳を高めていけば、因果応報の法則に従って、物事はよい方向へ運び、大輪の花を咲かせるに違いない。

 私は、日々反省することではじめて、人格を高め、それを維持することができると考えています。毎日繰り返し繰り返し、自分の行いを振り返り、人間のあるべき姿に反した行いがなかったかどうか、謙虚に反省する日々を送ることが大切です。
 人間の心は庭のようなものです。それは知的に耕されることもあれば、野放しにされることもありますが、そこからは、どちらの場合にも必ず何かが生えてきます。もしあなたが自分の庭に、美しい草花の種を蒔かなかったならば、そこにはやがて雑草の種が無数に舞い落ち、雑草のみが生い茂ることになるでしょう。
 自分で心の庭を耕し、自ら美しい草花、つまり美しく正しい心の種を蒔かなかったならば、そこには雑草、いわば邪で卑しい心が繁茂してしまいます。だからこそ、心の手入れを怠ってはならないのです。
 しかしちょっとやそっと手入れをしてみたところで、すぐに心は高まりません。それほどに人間というのは卑しいものなのです。いくら心の手入れに努めても、すぐに卑しい自我が頭をもたげてきますから、そうならないように、繰り返し繰り返し努力をする。そのように努める姿こそが尊いのです。
 そうした人格を高めようとする努力の繰り返し、つまり厳しい反省を自分に課し、反省を繰り返すことによって、自分を変えていこうとすることこそが大切なのです。
 

2010年 盛和塾第18回全国大会 塾長講話より

 本記事を通して「京セラフィロソフィ」「稲盛経営哲学」に接することで、皆さんが少しでも毎日を活き活きと過ごされんことを願っております。


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