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『稲盛和夫一日一言』1/23 Review
こんにちは!R&P企画 emuです。
2024年8月1日より、連続投稿3年目に入りました。文末に、過去2年分のレビューを掲載しておりますので、本日分と併せてご一読ください。
1月23日、今日の一言は『苦労は成功の土台』です。
人生で経験してきた、数え切れないくらいたくさんの苦労や挫折は、ちょうどオセロの石が一気に黒から白に返るかのように、後にすべて成功の土台となってくれる。
子どもの頃から大学を卒業して就職するまでの間、私にとっては不幸なことの連続と言いますか、「なんと不幸な運命なのだろう」と思ったことが何度もありました。しかし、そのような少年、青年時代があったからこそ、そのあとの私の人生があるわけです。さすれば、あれは不幸だったのでしょうか。決してそうではありません。子どもの頃から青年期まで、もし私の家が豊かで、ボンボンで育ち、若干頭がよくて学校でも先生に誉められたりして、順調にきていたとしたら、そしてよい会社にでも入っていたとしたら、こんにちの私はなかったはずです。
中学校を受けてもすべり、大学を受けてもすべり、会社を受けてもすべり、どこにも採ってもらえなかった。そんな灰色に満ちた少年、青年時代、他人はたいへん不幸だと言うかもしれません。また、私もそのときは不幸だと思いましたけれども、今考えてみれば、決して不幸ではなかった。それは天が私に与えてくれた、素晴らしい前奏曲であったわけです。そういう過程を経て、私という人間性がつくられていったわけなのです。
子どもの頃に苦労してきたことによって人間が練られ、私という人間がつくられていった。神様が、天が私に与えてくれた、災難ではない、なんとも素晴らしい贈り物だったのです。
そして、これは決して若い頃の話だけに留まりません。経営においても同様なのです。今の不況の中、たいへん苦しい目に遭っている。またそれを政府や政策のせいにして、恨み、つらみを言ってみたりする。しかし、それではいけません。このような状況だからこそ、従業員と一緒になって歯をくいしばり、何としても堪えていこうではないかと努力をし、苦労していく。そのことが、必ず会社の次の繁栄発展につながっていくのです。
本記事を通して「京セラフィロソフィ」「稲盛経営哲学」に接することで、皆さんが少しでも毎日を活き活きと過ごされんことを願っております。