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『稲盛和夫一日一言』12/25 Review
こんにちは!R&P企画 emuです。
2024年8月1日より、連続投稿3年目に入りました。これを機に、しばらくは過去2年分をレビュー掲載していく予定です。
12月25日、今日の一言は『苦しき世の生き方』です。
生きていくことは苦しいことのほうが多いものです。時に、なぜ自分だけがこんな苦労をするのかと神や仏を恨みたくなることもあるでしょう。しかし、その苦労は魂を磨くための試練だと考える必要があるのです。苦労とは、試練であり、おのれの人間性を鍛えるための絶好のチャンスなのです。
試練を「機会」としてとらえることができる人、そういう人こそ、限られた人生を本当に自分のものとして生きていけるのです。
自分の力だけではなく、神や自然、あるいは宇宙と言ったほうがよいのかもしれませんが、そうした人智を超えた偉大な力が支援してくれるような人生を送っていくことが大切です。そして、美しい善き心、つまり利他の心で毎日を生きるということが、偉大な力が応援してくれるもととなります。
できるだけ善きことを思い、小さなことでもいいから善きことを実行していく、そして自分の心を少しでも純粋な美しい心に変えていくようにすれば、偉大な力を味方につけて、自分自身の人生を素晴らしいものへと好転させていくことができるはずです。
私たちは、自分の意思によってこの世に生を受けたわけではありません。物心がつき、気がついてみればこの世で両親の下に生まれていた。そして、自分の意思とは無関係に人生を生き、運命と因果の法則が織りなす人生の布を伝いながら、こんにちまで生きています。
その間、災難にも遭いましたし、幸運にも恵まれました。そうした数々の試練に出会いながら自分自身の魂を磨き、美しい心、美しい魂をつくり上げていく。そのことが私たちに与えられた人生の目的ではないかと思うのです。
本記事を通して「京セラフィロソフィ」「稲盛経営哲学」に接することで、皆さんが少しでも毎日を活き活きと過ごされんことを願っております。