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『稲盛和夫一日一言』11/6 Review

 こんにちは!R&P企画 emuです。
 2024年8月1日より、連続投稿3年目に入りました。これを機に、しばらくは過去2年分をレビュー掲載していく予定です。

 11月6日、今日の一言は『物事の本質に立脚する』です。

 新たな領域では、何度も壁に当たり、行き詰まることを経験する。そのような局面では、当面の問題点の克服だけに終始してしまい、何とかクリアしたとしても、目標に対して若干のズレが生じることがある。そして、何度もこの当面の解決を行ううちに、いつのまにか当初の目標からは大きく逸脱してしまう。
 その場限りの判断をし、原点に立ち返らないために、このような結果を生む。原点を見すえ、物事の本質に立脚した判断こそが、未踏の領域で成功をもたらすのだ。

 私たちは一つのことを究めることによって初めて真理や物事の本質を体得することができます。究めるということは、一つのことに精魂込めて打ち込み、その核心となる何かをつかむことです。一つのことを究めた体験は、そのほかのあらゆることに通じます。
 一見してどんなにつまらないと思うようなことであっても、与えられた仕事を天職と思い、それに全身全霊を傾けることです。それに打ち込んで努力を続ければ、必ず真理が見えてきます。
 いったん物事の真理が分かるようになると何に対しても、またどのような境遇におかれようと、自分の力を自由自在に発揮できるようになるのです。

「京セラフィロソフィ」(稲盛和夫著 盛和塾事務局 2009年発刊)より

 本記事を通して「京セラフィロソフィ」「稲盛経営哲学」に接することで、皆さんが少しでも毎日を活き活きと過ごされんことを願っております。


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