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『稲盛和夫一日一言』11/15 Review
こんにちは!R&P企画 emuです。
2024年8月1日より、連続投稿3年目に入りました。これを機に、しばらくは過去2年分をレビュー掲載していく予定です。
11月15日、今日の一言は『短所も将来役に立つ』です。
勇気がないというと一見、欠点であるかのように聞こえる。しかし、臆病なるがゆえに、いざというときに備え、周到な準備をする。慎重で臆病な人間をよく育てていけば、いずれ素晴らしい人材に転化する。つまり、長所だけでなく、短所と見えるものですら、その人の将来にとっては役に立つものになり得るのだ。
我々は実業社会でまさに修羅場を生きている、修行をしているわけですが、仕事を通じて修行をし、人格を磨き、高めていくことができれば、私はそれでいいのではないかと思うのです。
最初から人格のできた人はいないわけですから、最初は例えば闘志丸出しでいってもいい。しかし、そのままだと必ず失敗します。それは長所が欠点になってくるからです。そこらあたりがたいへん大事になるだろうと思っています。
人間には他人の短所を見るタイプと長所を見るタイプがある。松下幸之助は、経営者として短所を中心に人を見ていると、「この男はこういう点がだめだ、と頭が痛くなってくる」という。事実、短所ばかりを見れば、誰も彼もが物足りなく感じられ、いきおい使うときにも躊躇が生まれる。
また、部下にしても、短所ばかりを見られれば、面白くない。では、松下幸之助はどのようにしてきたのか。「どちらかというと、長所のほうに七分目をやって、短所のほうは三分しか見ないというような傾向だった」という。長所のほうに多く目をやれば、その長所に従って人の活かし方も浮かんでくるというのだ。長所と短所を見るバランスこそ大切だということだ。
本記事を通して「京セラフィロソフィ」「稲盛経営哲学」に接することで、皆さんが少しでも毎日を活き活きと過ごされんことを願っております。