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『稲盛和夫一日一言』11/13 Review

 こんにちは!R&P企画 emuです。
 2024年8月1日より、連続投稿3年目に入りました。これを機に、しばらくは過去2年分をレビュー掲載していく予定です。

 11月13日、今日の一言は『カラーで見えるまで考え抜く』です。

 新しい事業を始めるときに、疑問や不安を抱いたことは一度もない。それは、寝ても覚めても、常にテーマに意識を集中し、考え続けているからである。疑問が一点も残らないほど、起こり得るあらゆる細目を考え抜いているのだ。繰り返しシミュレーションを行い、カラー映像で見えるようになるまで続ける。その「鮮明なビジョン」が成功へと導くのだ。

 リーダーは、自ら立てた目標を達成するための具体的、論理的な方法を検討し続けなければなりません。
 目標は、ただ単に数字あるいは言葉にして掲げればよいというものではありません。どうすればその目標を達成できるのか、その達成にいたるプロセスをこと細かに考えていく。そしてそのプロセスは、誰にとっても合理性のある、論理的なものでなければなりません。
 「どうしてもこの事業を成功させたい」「この高い目標を実現させたい」という強烈な願望を心に抱いたなら、当然のこととして、その願望を達成するための戦略・戦術を理知的に考え尽くさなければなりません。どういう手法を使い、どういう順序で進めていけばいいのかということを、目標を掲げるリーダー自身がよく練っていかなければならないのです。
 つまり、「見えてくるまで考え抜く」こと、逆に言えば、成功したときの姿、目標を達成した姿が見えてこなかったら、着手してはなりません。
 そうしたプロセスを常に繰り返していくと、最後にこういう手を打って、相手を詰め切れる。それが見えてくるまでシミュレーションを続けなければなりません。それも白黒で見える程度ではダメです。カラーでくっきりと鮮明に見えるようでなければ実現しないのです。

2015年 盛和塾東日本地区忘年塾長例会 講話より

 本記事を通して「京セラフィロソフィ」「稲盛経営哲学」に接することで、皆さんが少しでも毎日を活き活きと過ごされんことを願っております。


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