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成功について思う事(4月18日加筆)

 本日Twitterのトレンドでまわってきた、ある言葉から思った事をあげてみます。

 この世には食べる物も飲む物も与えられず、何のために生まれてきたのかと思える生育環境で育つ子どもも数多くいます。

 私は幸いにして、飲食を与えられて育ちましたが、幼少期は悲惨な体験が多く、物心ついた時には以下の2つの事について思うような子どもでした。
「なぜ世の中には成功する人ととそうでない人がいるのか」
「運が良い人と悪くて苦労ばかりの人がいるのか」

 成長後、そこから占いを勉強するに至り、近年は、成功している人の行動を観察しています。

 成功について、あくまで占いおよび運という観点から見ると、この3点かと思います。


1 広い意味で先天運が良い(特に人間関係)
2 先天運が悪いが、それをカバーできるものがある
3 特に規定路線がはっきりしている運を持つ人の場合、それにマッチする方向を早い段階でとれているか。

 要は、元々持っている材料を良いように生かせているか、それを生かせるような環境が整っているかでしょう。
(1)外的環境→人間関係の良好さと、需要と供給を確実に判断できるか
(2)内的環境→精神面の充足

 金銭的なものは結局のところ、外的環境の良し悪しに比例すると思います。

 近年は自分の近くに存在する「研究者」の方々を観察する事が多いのですが、「研究者」には主に論文という形で自分の才能を世の中に打ち出していくという仕事があります。彼らを見ていると、「世の中には様々なものを調べている人がいるのだ」と日々勉強になるものです。自分が興味をもった対象をとことん調べ、仮説をたて、そこから新たなものを作り上げていくという、オタク気質をもつ人間であれば一度は憧れる職業かもしれません。

 しかし、自分の才能で売るような仕事の場合は、どんなに良いものを持っていても、それを外部にあらわしていけなければ、宝の持ち腐れになるという悲しい側面があります。よりよく自己アピールができる人はいいですが、そうでない場合は宣伝してくれる人を手に入れるしかないようです。

 研究者かそうであるかは問わず、現世的な成功のみを考えるのであれば、世の中における需要と供給をいち早く定めて、それに自分をあわせていくという事も重要であると思います。コストアンドパフォーマンス重視の世の中では、需要と供給で世界が動いていると思ってもよいくらいです。

 そうは言うものの、特に規定路線がはっきりしている運を持つ人は、このやり方はうまくいかないようなのです・・・。そのかわりにパズルのピースのようにカチッとはまると、尋常でない成功をおさめる場合もありますので、人生も捨てたものではありません。こういった人は、自分が努力しているのにもかかわらず、うまくいかなかった事をもう一度見つめる事が近道であると思います。簡単なことであっても、何度も何度もストップがかかる事は、その人にとって必要がない事であると捉えるしかありません。逆を返せば、私の近年の口癖である「必要な事は起こる」なのだと思うのです。

 「これを言ったらおしまいだ」と言われそうな事をあえて言いますと、スムーズにいっている人をみていると、天(めぐってくる運)・地(本人の精神面・需要と供給)・人(人間関係)の3セットが揃っているのだと思います。ただし、ここで言う「天地人」は、『孟子』にある「天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かず」という本来の言葉とは異なった解釈をしておりますが。それでは3セットの中で、どれが重要なのかと言いますと、特効薬的な効果を得るには人(人間関係)でしょう。この部分がよいと、本来の実力以上の成果を手にする事もあるようです。しかし、そういった人の力で成果を手にした場合、傲慢になりやすいという注意点もあるので、自分の力で勝ち取ったものよりも維持することが大変になります。また、相手がよろしくない場合は奴隷にされてしまうという恐れもあります。

 長々と書きましたが、要は「発信する職業」で成功するには、良い人間関係に左右されると常々思います。このような仕事はそういった人の縁をつないでやってくるようですから。

○まとめ


 1  人間関係もとい人の縁を大切にする。

 2  短時間でも良いから興味をもつ事をやりつつ、人からの仕事をこなす。人からの仕事には、需要と供給が関係しているためである。

※ただし、明らかにブラックな人や案件とは距離をおけるようにする。

 3 最後は「必要な事は必要な時に起こる」と信じる。

※特に規定路線がはっきりしている人は、需要と供給に傾いても効果が出ないから。

悲しくもありますが、これが現状での結論です。



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