見出し画像

月報 2024.12月に読んだ本

『AIとSF2』を年末に読み終えられなくて無念です。近未来過ぎて胸が抉られるのでサクサクとは読み飛ばせない。
 AI翻訳のnote記事を今日拝見して涙が出そうなので、供養のため一緒に貼っておきます。未来が良くありますよう。

 最近、資本主義の行きつくところについて突きつけられすぎている。具体的には食材の高さとか。

2024.12月に読んだ10冊

 友達が参考文献に挙げていたので読んだ『資本主義の〈その先〉へ』大澤真幸/筑摩書房。読みやすいけど分厚かったので一週間ぐらいかかりました。間の章のキリスト教(プロテスタンティズム)と資本主義の考察は『社会学入門』と同じ筋立てだったのでざっくり飛ばしたものの、読み応えあった。1つの章が1冊の本ぐらいある。
 資本主義のその先に進むヒントは貰えた。大学の一般教養で取った社会学の授業が理解の役に立ってます。何十年経っても腐らない知識ってありがたいなあ。
 「モニタリング民主主義」によるインターネット上の規範の線引き、あと私的発信だけでなく、公共圏に資することについてもう少し深めたいです。買うかどうか悩み中。

『資本主義の〈その先〉へ』


『当事者主権 増補新版』中西正司・上野千鶴子 岩波新書/2024

 主に障害者をめぐる問題について、介護問題と比較しながら、近年の法律改正の流れを追ってあります。増補版が出たので満を持して購入。
 障害・介護・そして育児や家事という「ケア」について、主権の所在がケアする側ではなく当事者にあるべきなのは本当に当然なのですが、うっかりすると温情主義に流れてしまうのが人のサガ。きちんと切り分けて、理性的にケアに関わりたい、という気持ちで購入。あと近年の動向の勉強と。

 誰と関わるときにも当事者主権って言い聞かせておけば変なことにはなりにくいと思ってます。あなたの決断はあなたのもの、私の決断は私のもの、けれど仲良き(だと良いな)。

『当事者主権 増補新版』


 自分はプロトコルとして「当事者主権」「自分の嫌なことは人にしない、自分の好きなことはしても良いか訊ねてから人にする」「ダメだしから入らない」「挨拶とお礼は聞こえる声で」「困っている人を放っておかない」「お金はここぞというときに使う」「日本人相手は目を見ないで顎あたりを見ておく」「先に相手に殴らせてから倍返しで殴り返す」ぐらいで動いています。迷ったら原則に戻る。

 積読チャンネルでだいぶ前に紹介されていた『恋する文化人類学者』が文庫落ちしていたので嬉しくレジに持っていったら角川ソフィアなのでソフトカバー並みの値段だった件について。
 勿論買いました。

 読み物として面白かったのでヨシ! 積読チャンネル本、たいてい面白い。辛い(懐が)。

 ボーナスからのお小遣いを握って本屋に行ったのでつい買ってしまった月刊絵本。読み聞かせに使う昔話系は、お姫様と結婚して終わり、じゃないオチのものを集めています。

福音館書店の本

『カモメの日の読書』小津夜景、漢詩と暮らすという副題どおりの本。横書き。そして本文用紙が角丸加工してあってうちの家族に絶賛されていました。小津夜景さんの御本、中身がいつもすごい。教養という言葉を軽やかに越えている。そして装丁も美しい。『ロゴスと巻貝』もお勧めです。



「AIとSF2」読んでる途中です


いいなと思ったら応援しよう!

ROY(ろい)
大好きなお茶を買う資金にさせていただきます