東京の国立小学校
東京在住だと、どこの国立小学校が受験できるのか?
そもそも受験を意識していない方はどんな学校があるかも実は知らないかもしれません。
誰もが知っている学校というと、
・筑波大学附属小学校
・お茶の水女子大学附属小学校
あたりでしょうか。
我が家の場合は、東京学芸大学附属世田谷小学校を早いうちに第一志望にしてそこ一本で考えていたので、他の学校のことはあまり調べておらずでした。
のちに他も受験することにしたので、大慌てで調べることになりましたが。
東京にある国立小学校は以下です。
・筑波大学附属小学校
文京区にある茗荷谷三校のひとつ。毎年4000人近くが志願し、倍率30倍にもなる難関校。
文武両道の精神が大切にされ、勉強はもちろん運動にも力を入れており、「登山」「遠泳」「スキー合宿」、そして本気勝負の「運動会」と全力投球の学校です。
教科担任制なので教科専門の先生から、研究のために創意工夫された授業を受けることができる。
受験可能な地域:東京都23区内、西東京市、埼玉県和光市
・お茶の水女子大学附属小学校
幼稚園から大学まで同じ敷地内で一貫教育を提供。(男子は中学まで。)
「自主協同」を教育目標に掲げ、自ら考え、他者を慮り協力して学ぶことを大切にしています。
筑波と同様、教育の最先端に触れることできますが、筑波は勝敗をしっかりつけるのに対し、お茶の水は先述したように協調性、他者を思いやる気持ちが重要視されます。
国立6校のなかで1次抽選の通過率は15~20%と低いものの、2次検定の倍率は4枚程度と、対策をしていれば望みがある学校。女子の倍率は60倍近くにも上り、狭き門であることには違いないです。
受験可能な地域:東京都23区内
・東京学芸大学附属竹早小学校
「筑波」「お茶の水」と並ぶ茗荷谷3校のひとつ。
「誠」の1字を校訓に掲げ、「自ら学び、ともに手をとり合い、生活を切り拓く子」を教育目標に子どもの育成を目指しています。
「自己実現活動」「たけのこタイム」「代表委員会」などこどもの主体性を重んじた独自の取り組みが特徴。
1次抽選の倍率は25%、2次発育調査は7〜8倍とこちらもかなりの狭き門。
(実質倍率70倍程度、、、)
受験可能な地域:東京都23区内
・東京学芸大学附属世田谷小学校
「思いゆたかに 考えふかく ともに生きる子」を学校目標に掲げ、子どもが人やもの、こととの豊かなかかわりを通して、自律性と共存性を高め、相互啓発的な生き方を追究していけるようにすることを目標としています。
通学学区があらかじめ指定されているため、1次の抽選はなし。
2次の倍率は5〜6倍程度。6校のなかではもっとも倍率も低く、合格への可能性が高い学校といえます。
受験可能な地域:世田谷区、目黒区、大田区のうち、指定された地域
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・東京学芸大学附属大泉小学校
「自主自立」「共生」「世界平和」を教育理念に掲げ、「自ら学び、自ら考え、ねばり強く取り組む子ども、支え合いともに生きる子ども、たくましく清い心の子ども」「希望をもち世界にのびる子ども」を育むことを目標としています。
2007年度に国際中等教育学校が開校し、「国際」をテーマにした指導が行われることで注目を集めています。
進学は、附属校の中で大泉小学校のみ国際中等・竹早・小金井・世田谷の4校の選択肢があります。
倍率は8〜9倍程度。
受験可能な地域:自宅から40分以内で通える範囲(誓約書提出により例外あり)
・東京学芸大学附属小金井小学校
「明るく思いやりのある子、強くたくましい子、深く考える子」を教育目標に掲げ、民主的な社会建設を目指しつつ、強さと気高い情操を身につける児童の育成に努めています。
小金井小学校も学区を指定しているため、1次の抽選はありません。
倍率は7倍程度。
受験可能な地域:通学時間40分以内の場所に居住する者
学校の説明ページはこちら
・東京都立立川国際中等教育学校附属小学校
最後に、こちらは国立ではありませんが。
2022年4月に開校した日本初の公立の小中高一貫校。
1年から週に4時間の英語学習など手厚い外国語教育や探究的な学びが注目されています。
一般募集が男女各29名の計58名と少ないため、2024年度の応募倍率は一般枠で23.52倍にものぼったそう。
小学校1年生から英語の授業が週4時間、義務教育の9年間で通常の学校より1,000時間多く外国語を学習するカリキュラム、そして小中高一貫だからこそできる、教育課程の設計が魅力的な学校です。
受験可能な地域:
<区部>新宿区、世田谷区、渋谷区、中野区、杉並区、練馬区
<市町部>八王子市、立川市、武蔵野市、三鷹市、青梅市、府中市、昭島市、調布市、町田市、小金井市、小平市、日野市、東村山市、国分寺市、国立市、福生市、狛江市、東大和市、清瀬市、東久留米市、武蔵村山市、多摩市、稲城市、羽村市、あきる野市、西東京市、瑞穂町、日の出町
通学時間概ね40分の範囲内にある鉄道の駅やバス停を含む区市町村
もし受験を国立小学校に絞っているなら、抽選のことを考慮すると受験可能な地域の学校を可能な限り受験して最大限チャンスを広げておきたいところです。
我が家の場合、このなかで現実的に可能な範囲で検討すると4校。
第一志望はこの時点で「東京学芸大学附属世田谷小学校」のまま、他3校も志望校に加えることにしました。
※ 学芸大附属系を併願するにはコツがありますので、それは下記を参考になさってください。
https://note.com/royroyroy335/n/n53d17c5163dd