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秋とタンス(歌詞)

風はもう秋の気配 
先週より色づいたねって 
嬉しそうに見上げる君 
今を手放したくないな
       
ゆずれなくて喧嘩をして 
数時間経って飽きて仲直り 
先に謝るのは僕でいいよ 
それで君といられるなら

落ちてる栗を拾って 痛いよと笑う顔を 
見てたら巡る季節に感謝したくなるんだ
半袖はタンスの奥で 
眠りについてしまったけれど 
また来年って 手を振ろう


思い立って君に伝えた 
あれは夏の終わりのこと 
薄手のセーター召した君が 
今年は読書の秋だって

落ち葉を踏むリズムが 
歌に変わってくといいな 
それが君のことなんて絶対言わないからさ
あの日くれたプレゼントは 
心の中にしまってあるよ 
色・形・香り そのまま


落ちてる栗を拾って 
痛いよと笑う顔を 
見てたら巡る季節に感謝したくなるんだ
長袖をタンスの奥にしまう頃僕たちは 
またきっと大人になれる

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