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【カンボジア発】国境食堂のThịt kho(ティッコー:豚のニョクマム煮込み)
国境…別稿でも書いているのですが、国境という場所の不思議さ、高揚感、一種の怪しさ…すべてに独特の魅力があり、それにロマンを感じずにはおれません。
場所によれば相互の人々の行き来も多いところもあり、そんな場所では人々のお腹を満たす食堂や、ちょっとした宿屋も存在しているところもあるのです。
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今回はそんな相互交流が多いベトナム(モックバイ)~カンボジア(バベット)国境にある食堂の豚肉のニョクマム煮込み(ティッコー)をご紹介します☆
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◎バス会社のサービスエリア的な食堂
アジアンハイウェイ1号線で結ばれるサイゴンとプノンペンの道。二都市の多くは国境バスが走っており、それに乗ることで安く移動もすることができます。
そのバスは必ず両国の国境を越えたカンボジア側バベットで休憩をし、昼食時間などを取ることになります(必ずカンボジア側で休憩します)
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そこにはベトナムによくある一品食堂アンゴムヴィンヤンが作られており、その中にティッコーも存在します。
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Thịt kho(ティッコー)はベトナム家庭料理の定番とも言われ、ニョクマムや醤油、お砂糖などを入れて甘辛く煮込んだ料理です。
あれ、文字からするとベトナム料理?
と思うかもしれませんが、実はこの場所バベットにある食堂はカンボジアにもかかわらず、そこに見える料理はほとんどベトナムの食べ物ばかりなのです。
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国境地帯では2ヶ国間の関係性や経済的な強弱が出てしまいす(相手国の越境旅行者が多いなど)。
ベトナムーカンボジア国境では完全にベトナムに軍配が上がっており、支払いすらもベトナム通貨であるドンが使用できます。
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さまざまなおかずが並んでいますが、今回は豚の角煮のようなティッコーを選択✴️
豚のベトナム風角煮と言ってもいいのですが、ニョクマムを使って煮込んだとろとろのお肉が絶品です。
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たまごやメンマと煮込まれていることも多く、煮込むことで臭みもまったくなくなり、ごはんにタレをかけながら食べると本当に美味しいです❗
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ティッコーはベトナムでも多くの食堂で食べられるのですが、砂埃を舞わせながら走るトラックの側で、また国境近くという雰囲気が気分を高めてくれます☆
◎国境バスだから乗るからこそ味わえるもの先輩がカンボジアの方と結婚され、時々国へ戻られるので、タイミングがあえば家のあるベトナム・サイゴンからバスでプノンペンまで移動しています(6~7時間程度:チケットは会社によって9~15$)。
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ベトナムのサイゴン(ホーチミン市)からカンボジアのプノンペンまでは多くの会社が国境バスなどを運行していますが、
どちら側からアプローチしてもカンボジア側のバベット国境付近では基本的に必ず食事休憩で40分ほど止まることになります。
運行する会社によって途中寄る食堂に当たり外れがあり、本当にいろいろな会社を試してみましたが、
自分好みの食堂に当たった後は、せっかくの楽しみなので基本的に同じ会社のバスを使っています。
ティッコーが好きなのでいつも食べているのですが、ニガウリのスープや麺類、他の食べ物もいろいろ揃っていて見るだけでも楽しいです☆彡
気軽に国境を越えて、その場所にある食堂…。多くの魅力を秘めていますね。