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【中国発】底抜けの美味しさ ルーツをたどる同得興の蘇州麺~アジアの旅ごはん~

アジアで食べる絶品料理の数々。
今回は日本ラーメンの祖先蘇州ラーメンの絶品店をご紹介します。

◎ラーメンのルーツと蘇州麺
ラーメンのルーツはどこ?
すでに多様化して独自の発展を見せたラーメンは今はそれぞれが日本料理として独立したジャンルを築いているのだと思います。

しかしいわゆる「汁そば(ラーメン)」のルーツを辿ると、それは言わずもがな中国にあることになりますが、その中でもそれを伝えた場所が江蘇省の蘇州であると言われています。

◎同得興の絶品ラーメン
蘇州市内もこの10年で本当に様変わりしてしまいましたが、新しくできた地下鉄「楽橋」か以前からあるバス停「楽橋北」からだと北にすぐ着きます。

同得興のラーメンは醤油味(紅湯)と塩味(白湯)の2種類が存在し、そのどれもに味わいがありますが、特に白湯が絶品だと感じます。

蘇州観前街から南にしばらく進んだところで、店構えも蘇州にふさわしい中国庭園のような外観です。

外見は蘇州の町にふさわしいもの
中に入るとたちまち良い香りが

店に入るとまずレジに向かってください。
先に注文をし、座席に座ります。
いくつかのメニューがあり、いわゆる「素ラーメン」も食べることができますが、おすすめは大肉麺というチャーシュー麺でこの味わいは筆舌に尽くしがたい美味しさです。
最初なら「白湯大肉麺」と言うか書けば間違いないと思います。

以前は自分で取りに行っていたが
内装は新しくなってこのようになった
注文品は服務員が持ってきてくれるようになった。ラーメンは現在でも14元

ラーメンだけでなく青菜や葱油しいたけがまた絶品で、麺の中に入れると美味しさが引き立つ。

運ばれるラーメンは目でも楽しませる

美しく入れられた麺に清んだスープの見た目が最高です。

煮込まれたチャーシューの深い味、蘇州にふさわしいベタつかずコクのあるスープ。その何もかもが美味しすぎて、これだけでもわざわざ中国に食べに行きたくなる味です。

細麺でありながらしっかりとしたコシ、味わい

量もしっかり入っており、「一人前でこの量!?」と思うほどです。

2010年ごろから蘇州麺が注目され、るるぶなどでも取り上げられるようになり、蘇州自体でも麺を売りにする店がどっと増えた気がしますがろその中でも、歴史も深く中華老字号を獲得したこの同得興は間違いなく中国冠軍の一つになろうかと思います。

定食もあるが、量を考えるとラーメンひとつで十分

歴史深い蘇州の町で歴史深い麺をぜひとも試してみてはいかがですか。

白湯麺 14元

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