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東京モンの私が北海道へ移住を決めたワケ②

続いて、前回記事で紹介した北海道移住を決めた理由二つをそれぞれ詳しく話していこうと思う。

前回記事:


①『涼しく住み良い街での生活を求めていた為』


元々自分は極端な暑がり体質で、逆に寒さにはめっぽう強いと自負している。

生まれてから移住するまでの20数年間、ほぼ関東で暮らしてきたが、冬の間、暖房を滅多なことでは点けなかった。
実家にいた時も、独立して一人暮らしを始めてからも、自分から暖房を点けたことはほぼない。

関東の寒さ程度では暖房などエネルギーの無駄使いだと思っているくらいだ。

一方で、暑さには滅法弱く、関東での夏の暮らしは本当に耐えられなかった。蒸し暑さからくる不快感も当然ながら、元々持っているアレルギー性皮膚炎が汗疹によってさらに悪化するほか、体調を崩しやすくなる等で夏という季節が相当体に堪えた。

世間で猛暑だ酷暑だと騒がれる前の子供時代からそうだったので、近年の夏はもう言うに及ばずだ。

タイトルだけ見ると「涼しい所に住みたいから」という安易な理由にも聞こえてしまうが、裏にはこういう切実な事情も隠れていたのだ。

②『街と自然がバランスよく存在しているところが好きな為』

これはおそらく地方移住したい人の多くが同じ想いを抱えているのではないだろうか。

私の住む北海道某市は人口そこそこでも、日常の買い物する店や病院などは必要最低限は揃っている。地方都市だからといって決して不便だとは思っていない。

一方で、郊外に少し足を伸ばせば手付かずの自然が多く残っていたり、温泉施設や観光施設、レクリエーション施設などの穴場のお気に入りスポットを容易に見つけられる。

このバランスこそ自分が生活する上で欠かせない点だと感じている。

これがもし関東の場合だったらどうだろうか。

まず手付かずの自然なんてかなり頑張って遠出しないとないし、たとえ穴場スポットを見つけたとしても何か少しでも話題になれば一斉に人が押し寄せて、結果的にどこ行っても人だらけになりがちだ。

また、昔から無尽蔵に人口が増え続いているせいで、余暇の楽しみどころか日常生活を送るにも常に強いストレスを伴うことになるし、災害やパンデミック、テロ事件のような有事が起きたらどうなってしまうのだろうという恐怖心さえある。

人混みにイライラしながら会社に通勤し、仕事にイライラ、狭い部屋に帰ったら隣の外人の騒音にイライラ、たまの休みに外出したら混雑にイライラ。。。

そこに有事への不安も重なれば、とても住める環境ではない。

小さい頃からずっと抱えていた地方都市への憧れと地元嫌いの感情がこうして移住という形で現れたわけである。

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