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【アート】レガシー ー美を受け継ぐ モディリアーニ、シャガール、ピカソ、フジタ @松岡美術館|感想

白金台にある松岡美術館に行ってきました。
はじめて訪れる美術館だし、白金台で降りるのもはじめてだし、はじめてづくしの1日でした。
駅から徒歩10分くらいに位置する美術館にたどり着くまでに、おしゃれなレストランをいくつも発見し、コース料理が26,000円〜と書かれていることにひょえ〜と思いながらてくてく歩いていきました。

「レガシー ―美を受け継ぐ モディリアーニ、シャガール、ピカソ、フジタ」という展覧会を観ようと思っていたら、個別チケットではなく全館のチケットしか販売していなかったので、その他の展示室(「古代エジプトの美術 平穏と幸せへの願い」、「唐三彩 ―古代中国のフィギュア―」)も観ることができました。
とは言え、あとの2つは私の興味が薄い分野だったので、さら~っとだけ。

入口
中庭
「唐三彩 ―古代中国のフィギュア―」展示室

レガシー ―美を受け継ぐ モディリアーニ、シャガール、ピカソ、フジタ

本展では、20世紀初頭のパリを彩った多様な表現を、当館コレクションからご紹介いたします。パリに集った多くの異邦人からなるエコール・ド・パリ、前衛的な表現を探求したフォーヴィスムやキュビスム、シュルレアリスム、そして日本からパリに渡った作家たちの表現をご覧ください。シュルレアリスムに関わったジョルジョ・デ・キリコとポール・デルヴォーの作品は、約10年ぶりの展示となります。 加えて、常設展示より、ブールデルやヘンリー・ムアの彫刻作品も、普段の展示とは異なる視点を交えてご紹介します。

松岡美術館 展覧案内より

写真撮影不可のものも多かったので、撮れたものの中から何枚かピックアップしてご紹介します。

ポール・シニャック『オレンジを積んだ船、マルセイユ』
アンリ=エドモン・クロッス『遊ぶ母と子』

クロッス。今回はじめて知りました。
シニャックと親しい関係にあった新印象主義の画家だそうです。

ラウル・デュフィ『信号所』

波を描いた線が印象的でした。

モイーズ・キスリング

お顔がちょっと怖かったよ。

モイーズ・キスリング『グレシー城の庭園』
アメデオ・モディリアーニ『若い女の胸像(マーサ嬢)』

モディリアーニはDV男だったということを知ってから、若干の苦手意識あり。

モーリス・ユトリロ『モンマルトルのジュノ通り』
モーリス・ユトリロ『モンマルトルのキュスティーヌ通り』

ユトリロの絵が好きです。
つらい経験ばかりしていた彼を、現代からも応援したくなります。

シュザンヌ・ヴァラドン『コンピェーヌ近くの古びた製粉所(オワーズ県)』

これを描いたのはユトリロの……母親です。

マリー・ローランサン『帽子をかぶった少女』
マリー・ローランサン『若い女』

昔はマリー・ローランサンの絵ってあまり好きじゃなかったのですが、最近はこれはこれでいいなと思うようになりました。
ひと目見ればマリー・ローランサンだ!ってわかりますよね。
独特の、にじみ出て浮かんだような女性像が唯一無二です。

規模は小さめだけど、なかなか見応えのある美術館でした。館内のベンチでくつろいでいる人も多く、ゆったりした時間が流れていました。

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