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The 44 Legends’ New Albums / Remasters / Reissues in 2022 上半期
レジェンドたちがリリースした新譜、今年リマスター作業が終わった名盤、発掘音源のリイシュー。
Art Blakey’s Jazz Messengers
with Thelonious Monk
[2022 Remaster]
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発売65周年を記念して、これまで未発表だったアウトテイク音源を追加収録したデラックス・エディションで再登場。2022年リマスター音源採用。5月20日に世界同時発売。
The Beatles / Get Back
The Rooftop Performance
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ジャイルズ・マーティンとサム・オケルによって初めてステレオとドルビーアトモスでリミックスされた。
Bill Evans /
You Must Believe In Spring
[Remastered 2022]
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billy woods /
History Will Absolve Me
[10YEAR EDITION] (4/1)
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Bon Iver / Bon Iver
(10th Anniversary Edition)
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Branko Mataja /
Over Fields and Mountains
(3/25)
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ユーゴスラビア人ギタリスト、Branko Matajaが残したレア音源をNumeroがコンパイル。良すぎる……。こんなにも「夢」っぽい音楽があるんだ。
— 柴崎祐二 (@shibasakiyuji) April 4, 2022
架空のヴィム・ヴェンダース映画でこれらが流れるのを想像し、泣いている。https://t.co/l8ywabBh4T
エンニオ・モリコーネのマカロニ・ウエスタン、オマール・コルシッドの電化ベリーダンス・ミュージック、そして90年代のベッドルーム・サイケデリアをミックスしたような...? ユーゴスラビア出身で北米を拠点に活躍したエレキギターのカルトヒーロー、ブランコ・マタジャの音源集を名門 NUMERO がリリース!
第二次大戦後にノースハリウッドに家族で定住。床屋として働いたのちにギターをはじめとする楽器の修理を自ら学んでいったというブランコ・マタジャ。その興味は尽きることなく、ついには自身で工房を開設し、ギターを制作するほどに没頭していくようになる。そうして制作された2枚のレコードが『Traditional And Folk Songs Of Yugoslavia』『Folk Songs of Serbja』だ。
伝統的なユーゴスラビアの音楽はフルートやリュート、バグパイプといったもので演奏されるのが常だが、マタジャの音楽はそういった既成概念を覆し、ふわふわとしたトレモロのきいた自作エレキギターで哀愁あふれるメロディを淡々と演奏する実にユニークなもの。今回のリイシューではその2枚のレコ―ドから選りすぐりの楽曲をリマスター。オリジナルのライナーを付けてのリイシューとなる。
Carambolage
Carambolage (1980) /
Eilzustellung-Exprès (1982) /
Bon Voyage (1985)
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80年代ジャーマンニューウェイヴ“ノイエ・ドイチェ・ヴェレ”のエッヂの際に咲いたガールズバンド、カランボラージュ (Carambolage) のアルバム3タイトルが初のオフィシャル再発。
ドイツ初の女性ニューウェイヴ・バンドの一つ、CARAMBOLAGEの80年1STがCD / LPリイシュー!!
メンバー全員が女性で構成されたドイツ初のニューウェイヴ・バンドの一つ、CARAMBOLAGEの1980年リリース1STアルバムが初のCD / LPリイシュー!
ドイツ語圏で最も影響のあるレジェンド・バンドTON STEINE SCHERBENに影響を受け、BRITTA NEANDER、ELFIE-ESTHER STEITZ、ANGIE OLBRICHで結成された3ピースバンド。ノイエ・ドイチェ・ヴェレのマーケティング・コンセプトに縛られず、独自の路線を追求したカルト・バンドのレア・アルバムが遂に再発です! 強烈な存在感を放つヴォーカルと破壊的で実験的アプローチが光る音楽性は、パンクロック、ニューウェイヴ好きのハートを鷲掴みにすること間違いナシ!
ドイツ初の All-Girl's Post-Punk バンドのひとつにして所謂リップスティック・フェミニズムの象徴的な存在としても評される伝説の German Female Vo. Post-Punk トリオが持ち前の D.I.Y. 精神で 2 枚のアルバムを発表し大規模ツアーに成功した後、より大きな成功を手にすべくベルリンへ進出、メジャーレーベルでの成功を目指し 84 年に録音するも、初期から追求していた D.I.Y. の原則に従うことを決意するメンバーと、よりプロフェッショナリズムの要素を取り入れたかったメンバーとの間で衝突がおきバンドが解散、最終的には未発表に終わってしまった悲運の未発表 3rd アルバム!!! 1st, 2nd アルバムに比べ初期衝動的な要素こそ薄れているものの、ポップ感覚はこちらに軍配、楽曲のクオリティーや幅、プロダクション面でも成熟した状態の楽曲が並んでおり発売されずに終わったことが俄に信じ難いクオリティーのアルバムとなっております。1st, 2nd アルバムと同様にこちらも全ての Female Vo. Post-Punk ファンは要チェック、大人気 Female Vo. D.I.Y. Punk + Post-Punk Comp. 作 Subnormal Girls シリーズや Kleenex, The Raincoats そして The Slits あたりを頂点とする Girl's Post-Punk 好きの方は正に必聴の 1 枚となります。
ドイツ語圏で最も影響のあるレジェンドバンド、トン・シュタイン・シェルベン (Ton Steine Scherben) に影響を受け、ブリッタ・ネアンダー、エルフィ・エスター・シュタイツ、アンジー・オルブリッチの3人で結成されたドイツ初の女性ニューウェイヴバンドのひとつ、カランボラージュ (Carambolage)。
“ノイエ・ドイチェ・ヴェレ (=ジャーマンニューウェイヴ)” のマーケティングコンセプトに縛られず、独自の路線を追求したガールズバンドのレアアルバムが遂に再発。1980年の1stアルバム『Carambolage』、82年の2ndアルバム『Eilzustellung-Expres』、そして幻の3rdアルバム『Bon Voyage』がいずれも今回初CD化。
強烈な存在感を放つヴォーカルと破壊的で実験的アプローチが光る音楽性は、パンクロック、ニューウェイヴ好きのハートを鷲掴みにすること間違いナシ!
独ニューウェイヴバンド、Carambolageの82年セカンドアルバムがリイシュー。
80年代のジャーマン・ニューウェイヴシーンで活躍したバンド、Carambolageの82年セカンドアルバムがリイシュー。Britta Neander、Elfie-Esther Steitz、Angie Olbrichのオリジナルメンバーに、妊娠中だったAngieの代理としてツアーに参加していたJanett Lemmenが加わった4人編成で制作された本作。Elfieの鼻にかかったヴォーカルにエフェクトの効いたギターやキーボード、Brittaのドラム、Angieのベースに、Janettの金切り声のサックス、そしてAngieの赤ちゃんの泣き声のサンプルも組み合わせながら、パンクとポップの境界線をクリエイティヴに融合させた名作!オリジナルは激レアとなっており、待望の再発です。
Carmen Maki / Blues Creation
[2022 Remastered Version]
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Daft Punk / Homework
25th Anniversary Edition (2/22)
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David Bowie / Toy: Box (1/6)
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2001年から20年間世に出ることのなかった未発表アルバム
Diamanda Galás /
The Devine Punishment
[2022 Remaster]
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Remastered by Heba Kadry
Dopplereffekt /
Neurotelepathy (4/14)
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Esperanto / Vegas (1/31)
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先日、彼らの名を冠した1stアルバムがリイシューされた後、〈Favorite Recordings〉はベネズエラのバンド、エスペラント(Esperanto)の2ndアルバムである『Vegas』を自信を持って紹介する。ラスベガスとカラカスの間で録音され、1981年にリリースされたこのアルバムは、レアで、多くのコレクターに愛されている。バンドリーダーのホルヘ・アギラール(Jorge Aguilar)が、点滅する光と鮮やかな色彩に包まれた悪名高いアメリカの都市を訪れ、私たちはディスコ、ブギー、ジャズファンクの領域へと誘われる。完全リマスタリングにより、ゲートフォールドのLPとして発売される。
エスペラントは、細心の注意を払いつつ、ジャズ・ファンクのデビュー作の続編として非常に説得力のある作品を作り上げることに成功した。『Vegas』は、さまざまな影響を受けながら、実に完璧なバランスを保っている。エネルギッシュなディスコビートと強烈なファンキーソロ、AORの影響を受けたキャッチーな曲、ホルヘのボーカル、あるいは陽気なジャズファンクのスロージャムなどを通して、このアルバムを“本物”にしている。この感覚は、ホルヘ・アギラールが旅先でアメリカを発見したときに感じたものだろう。外国人がその土地の名産品に豊かな視点を与えるように、彼はこのバンドに自分の真正性と若いが活気のある経験をすべて持ち込み、同時にメジャーレーベルを説得し配給したのである。
1stアルバムのリリースで一定の知名度を得たホルヘ・アギラールとドラマーのパブロ・マタラッツォ(Pablo Matarazzo)は、ロサンゼルスで数回のライブを行うことを計画した。しかし、現地に着いてみると、彼らの担当者がティナ・ターナー(Tina Turner)のヨーロッパツアーに出発しなければならないことがわかった。その前にラスベガスに行き、そこでミュージシャンに会わないかと誘われた。幸いなことに、この計画は完璧に成功した。ホルヘは多くのコンタクトを獲得してロサンゼルスに戻り、その後ボストン、ニューヨークと移動し、最終的にカラカスに戻ってきた。彼はこう語っている。“この旅にとても感動したから、いつかロサンゼルスとラスベガスに戻ろうと自分に言い聞かせたんだ。最初のトラックはロサンゼルスでケニー・モーア(Kenny Moore)、ジェームス・ギャドソン(James Gadson)、あとLAのセッションミュージシャンと一緒に作ったんだ。その後、カラカスに持っていって、そこでバンドのミュージシャンがオーバーダブを録音した。その後、LAに戻って、ハリウッドのA&M Recordsの小さなスタジオで、まだ働いていたバーニー・グランドマン(Bernie Grundman)とマスタリング作業をした。「Hollywood」「Vegas」「Kenny’s Place」など、曲のタイトルからも分かるように、当時の経験を反映したものに過ぎない”
faust / ,,Daumenbruch'' (1/21)
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Frank Zappa & The Mothers /
The Mothers 1971 (Super Deluxe)
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Godspeed You! Black Emperor
/ all lights fucked on the hairy amp drooling (2/14)
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94年に33本のカセットテープにダビングしてリリースされたGY!BE、幻の初期作。
HAINO KEIJI & THE HARDY ROCKS / きみはぼくの めの「前」にいるのか すぐ「隣」にいるのか (5/11)
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これだけがロック。私が言うロックという言語を、古文書の封印が解かれていくように開示する。――灰野敬二
1970年に前衛ロックバンド、ロスト・アラーフのヴォーカリストとしてデビュー、1978年に不失者を結成、それ以来ソロのほかに滲有無、哀秘謡、Vajra、サンヘドリンなど、多様な形態で活動し、国際的に高い評価を受ける音楽家・灰野敬二。
常に「今」を追求しつづけている灰野が、川口雅巳(Kawaguchi Masami's New Rock Syndicate)をはじめ若手実力派ミュージシャンとともに2016年に結成したロックバンド、HAINO KEIJI & THE HARDY ROCKSの待望のスタジオ・アルバム。
録音はアナログレコーディングで定評のあるGOK SOUNDにて、エンジニアにバンドが絶大な信頼を寄せる近藤祥昭を迎えて行われた。
灰野がヴォーカリストに徹し、自らの原点といえるロックンロール、R&B、ソウル、ジャズ、そして日本の曲も英語で歌うという明確なコンセプトを打ち出し、精力的にライヴ活動を展開、2021年にイギリスのレーベルから配信でライヴ音源がリリースされ好評を得た。
ザ・ローリング・ストーンズ、ザ・ドアーズ、ボブ・ディラン、ザ・フーなどの名曲が、徹底的に解体・再構築され、曲の“本性”がむき出しになった究極のリアルロック。その衝撃は世代を問わず幅広いロックファンにアピールするでしょう。
Horace Andy /
Midnight Rocke (4/8)
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Jóhann Jóhannsson /
Drone Mass (3/18)
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ミニマリズムの傑作 ― ヨハン・ヨハンソンの『ドローン・ミサ』、世界初録音
故ヨハン・ヨハンソンが「現代のオラトリオ」と呼んだ作品『ドローン・ミサ』は、ヨハンソンと約10年の長きにわたってツアーや録音を行ってきたアメリカン・コンテンポラリー・ミュージック・アンサンブル(ACME)の委嘱で声楽、弦楽四重奏とエレクトロニクスのために書かれ、2015年に初演された作品です。この度ACMEは、ヨハンソンとスタジオやライヴで密接に仕事をしてきたグラミー賞受賞のヴォーカル・アンサンブル、シアター・オブ・ヴォイシズと共に、この作品を世界初録音しました。
『ドローン・ミサ』はアルヴォ・ペルトやヘンリク・グレツキといった作曲家の瞑想的なミニマリズム作品と比較されることもある非凡で神秘的な作品です。弦楽器と声から始まり、徐々にヨハンソンのエレクトロニクスが統合されていくこの作品は、作曲者本人が「多くの影響とこだわりが凝縮されています」と呼ぶものとなっています。テキストは、1945年にエジプトで発見されたナグ・ハマディ写本のコプト語による福音書によるもので、グノーシス主義的な文章の謎めいた性質と、圧倒的美しさが作品全体のスピリチュアルな性質を高めています。
待望のリリースとなる『ドローン・ミサ』は、ヨハンソンの決定的な作品のひとつが遅ればせながら登場したといえます。また、彼を最もよく知る人たちによる感動的で個人的なトリビュートでもあります。
John Coltrane /
My Favorite Things
[2022 Remaster] (5/20)
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ジョン・コルトレーン(John Coltrane)が1961年にリリースしたアルバム『My Favorite Things』。発売60周年を記念した60thアニヴァーサリー・デラックス・エディションが海外で5月20日発売。リイシュー元はRhino。
このデラックス・エディションは、CD2枚組版と、180グラム重量盤アナログレコード2枚組版があります。
いずれもオリジナルテープからリマスターされた新しいステレオ・ミックスとモノラル・ミックスを収録しています。モノラル・ミックスは、かつて失われたと思われていましたが、最近再発見され、今回のエディションに収録されます。
アナログレコードは、オリジナルのレコードジャケットを再現し、貴重な写真や当時のエピソード、音楽ジャーナリスト/作家であるBen Ratliffによる書き下ろしのライナーノーツが掲載されたブックレットを付属します。
Leonard Cohen /
Hallelujah & Song from His Albums (6/3)
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コンピレーション
Les Rallizes Dénudés (裸のラリーズ) / The OZ Tapes (4/27)
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Lou Reed /
Words & Music, May 1965 (8/26)
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ルー・リード(Lou Reed)の未発表音源をリリースする「ルー・リード・アーカイブ・シリーズ」が始動。リイシュー・レーベルのLight in the Atticが、リードの妻ローリー・アンダーソン(Laurie Anderson)と共同で立ち上げたシリーズです。
第1弾『Words & Music, May 1965』は海外で8月26日に発売される予定です。
1965年5月、リードは後にヴェルヴェット・アンダーグラウンド(The Velvet Underground)のバンドメンバーとなるジョン・ケイル(John Cale)の助けを借りて、「Heroin」などの象徴的な曲や他の曲を初めて録音。著作権保護のためにそのデモテープを自分自身に郵送しました。そのテープは50年近くも封印されたまま開封されることなく、まったく聴かれることなく忘れ去られていたのです。
このテープには、「Heroin」と「Pale Blue Eyes」の最も古い録音と、複数の未発表曲も含まれています。ニコ(Nico)のアルバム『Chelsea Girl』の曲「Wrap Your Troubles in Dreams」のケイル・ヴァージョン、リードのアルバム『Berlin』の曲「Men of Good Fortune」の初期ヴァージョン(歌詞が全く異なる未発表ヴァージョン)、「Buttercup Song」、「Too Late」、「Buzz Buzz」なども含まれています。
Neil Young
/ Dorothy Chandler Pavilion 1971
/ Royce Hall 1971
/ Citizen Kane Jr. Blues 1974 (5/6)
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Oren Ambarchi /
Sagittarian Domain
[10 year anniversary edition] (3/18)
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2012年に〈Editions Mego〉からリリースされた、ワンマンバンドのモンスター・アルバムの10周年記念リイシュー。
〈Editions Mego〉のオリジナル・プレスリリース:
オレン・アンバーチといえば、『サスペンション』のようなエレクトリック・ギターのソロ作品の、切り立った重低音のトーンしか思い浮かばない人にとっては、このリズムを刻むワンマンバンドの怪物のようなアルバム作品は、どこからともなく現れたように見えるかもしれない。しかし、ここ数年の彼の活動(ソロやジム・オルーク、スティーヴン・オマリー、キース・ロウ、灰野敬二などとのプロジェクト)を見てきたリスナーなら、アンバーチがクラシックロック、ミニマルテクノ、70年代フュージョンなど音楽リスナーとしての熱意を演奏やレコーディングにはっきりと表し、それを彼特有の長大な構造と音響心理学的サウンドでフィルターしてきたことを理解しているに違いない。
『Sagittarian Domain』は、インスピレーションを受けた1回のスタジオセッションで録音され、アンバーチのトレードマークであるギターの音はミックスの中心から外れ、その存在は時折、幽霊のように残響した揺らぎとしてのみ感じられる。ギターとベースは脈を打ちながら、エレクトロニック・パーカッションや、灰野敬二との仕事でお馴染みのモーター系ドラミングとともに作品の中核をなし、まるで70年代の刑事ドラマのテーマをカバーするファウスト(Faust)のように、ブードゥー・グルーヴにロックオンされている。この作品は催眠術のような繰り返しの上に成り立っており、ドラムの打撃のアクセント、ベースとギターのラインの連動は、音色が徐々に変化しながら、ほとんど気付かないうちにビートの上を行ったり来たりしているのである。中盤では、Mahavishnu Orchestraの名作『Visions of the Emerald Beyond』の東洋的なフュージョンを抽象化したようなカットアップと位相シフトのストリングスが入り、その後、ギャヴィン・ブライアーズ(Gavin Bryars)とPurple Rainが同じように、長く、荒々しくも印象深いコーダへと戻ってくる。
『Sagittarian Domain』はさまざまな影響を受けた痕跡を含みながらも、それら全てを掘り起こし、明らかにアンバーチ自身のこれまでの探求の延長線上にあるものを発見している。
Ornette Coleman /
Genesis of Genius: The Contemporary Recordings (3/25)
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Penguin Cafe / Arthur Jeffes: A Matter of Life... 2021 (4/29)
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Penguin Cafeが、デビューアルバム『A Matter of Life... 2021』の10周年記念リイシュー版を引っさげ戻ってきた。リマスターされ、初めてビニール盤としてプレスされたこのアルバムには、Arthur Jeffesの亡き父で、Penguin Cafe Orchestraの創設者Simon Jeffesを追悼する曲であるリードシングル「Harry Piers」の2021年新録音版も収録されている。
『A Matter of Life... 2021』は、コラボレーションの美しさを示す代表作が新鮮な耳で聴けるチャンスであり、ファンのお気に入り曲に新たな命を吹き込む機会でもあるのだ。SuedeのNeil Codling、パーカッションにGorillazのキャス・ブラウンCass Browneなど、個性豊かなメンバーが演奏するこのアルバムは、オリジナルのPCOの美学を取り入れ、自信と再定義のあるスタイルに味付けされている。
「24年前に父の追悼式で演奏するために書いた曲で、それ以来、ほとんどすべてのギグ(とサウンドチェック)の最後に演奏してきた曲。だから、アルバムを再発することになったとき、ロバートと私はこの曲の最新バージョンをレコーディングするのは楽しいことだと思った。だから、この曲は今でもほとんど同じ曲なんだけど、2011年からの年月を反映して、よりニュアンスやディテールが増していると思うんだ。そして、このリイシューによって、またライブで演奏することができるようになるんだ。アルバム4枚が完成し、〈Erased Tapes〉という新しい拠点ができた今、このレコードを引っ張り出してきて、今日のためにブラッシュアップすることは、とても意味のあることなんだ」アーサー・ジェフス
ジャケットのアートワークも更新され、イギリスの写真家で長年のコラボレーターであるAlex Kozobolisが、Arthurの第二の故郷であるトスカーナを訪ねて撮影した美しい写真が使用されている。Emily Youngの原画を再現するだけでなく、親子と思われる少年と皇帝ペンギンの代わりに、Arthurとその娘を登場させ、世代交代を表現することが、Rathsのコンセプトである。
『A Matter of Life... 2021』のリマスター10周年記念盤は、2022年4月29日よりデジタル、12インチレコード、CDで発売される予定だ。
Prince and The Revolution: Live
(2022 Remaster)
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マスタリングはバーニー・グランドマン(Bernie Grundman)が担当
Red Hot Chili Peppers
/ Unlimited Love (4/1)
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Rush / Moving Pictures
[40th Anniversary] (4/15)
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Salar Salman /
Salar Salman (5/25)
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サラー・サルマン(1959)は、イラク北部のクルディスタン地方にあるキルクークという都市で生まれた、類まれな音楽家・作曲家である。幼い頃から、その豊かで温かい歌声で村では有名であった。ギタリストとしての才能を開花させると、北イラクで最も優れたギタリストの一人とみなされるようになった。彼の指がその感動的な歌声に寄り添う方法を見つけたとき、彼はより多くの人々と歌を共有することができるようになったのである。愛、優しさ、痛みを歌ったサラー・サルマンの歌は多くの人々に影響を与え、彼に「クルディスタンのサンタナ」というニックネームをもたらしました。答えのない愛、隠された愛、失われた愛、失敗した愛。彼の歌詞は、その誠実さと正直さで同世代の人々の共感を呼んだ。しかし、多くの人を感動させたのは、彼の新しい語り口だけでなく、作曲の仕方も新しいものであった。伝統的なフォークロア調の単調な音から離れ、彼のメロディーは自由に動き回る。ジャズ、サイケデリック・ロック、フラメンコなど、70年代、80年代のアフロ・ウェスタン・サウンドに触発され、彼は自身の音楽的遺産に新しい意味を与え、今日でも若い世代のイラク系クルド人ミュージシャンに影響を与えるオルタナティブ・サウンドを創造することができたのである。
Scritti Politti /
Cupid & Psyche 85
[2022 Remaster] (3/25)
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Sonic Youth
In/Out/In (3/18)
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Sophisticated Boom Boom /
Sophisticated Boom Boom (2/25)
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知られざるスイス産80sバブルガム・ポップ/ガレージ・バンドの唯一作がCD/LPリイシュー!!
THE SHANGRI-LASの名曲から名付けられたスイス産80sバブルガム・ポップ / ガレージの知られざるバンドSOPHISTICATED BOOM BOOM。スイス産ポストパンク最高峰GRAUZONEのリリースで名高いレーベル〈OFF COURSE RECORDS〉より1982年にリリースされた唯一作がCD/LPリイシュー!
60sブリルビルディング/レッド・バード/ガールグループ・サウンドをニューウェイヴ真っ只中の1982年に持ち込んだものの、時代にそぐわずにたった一枚のアルバムを残して消えてしまったカルト・バンドのレア・アルバムが遂に再発です!解散後、メンバーのESTERはスイスのトゥイー・ポップ-アノラック・ガールズ・バンド、CHIN-CHINで活躍しました。
Sparks
/ Balls / Lil' Beethoven
/ Hello Young Lovers
/ Exotic Creatures of the Deep
/ The Seduction of Ingmar Bergman
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2000年代にリリースしたスタジオ・アルバム5タイトルをデラックス・リイシュー。『Balls』『Lil' Beethoven』『Hello Young Lovers』は4/29に発売。『Exotic Creatures of the Deep』『The Seduction of Ingmar Bergman』は5/27に発売される。
Sun Ra Arkestra Meets
Salah Ragab In Egypt (4/8)
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地球に降り立った土星人にして太陽神でもあるジャズの伝道師、サン・ラの長いキャリアの中でも重要なポイントの一つだったエジプト来訪時にライブレコーディングされた作品のリイシューシリーズ最終作は、ギリシャのプラキスレーベルから83年にリリースされた『Sun Ra Arkestra Meets Salah Ragab In Egypt』!!
アーケストラが初めてカイロに訪れた1971年に出会ったカイロ・ジャズ・バンドのドラマー、サラー・ラガブとの共演が、1983年に再びサン・ラがエジプトを訪れた時に実現したのがこの作品で、サラー・ラガブがサン・ラに影響されて作曲した“Egypt Strut”と“Dawn”の2曲をサラー・ラガブ自身のコンガをフィーチャーしてアーケストラが再録したスタジオバージョンに加え、カイロ・ジャズ・バンド“Ramadan”とサラー・ラガブ“Oriental Mood”、そしてレコード収録はこの盤のみのカイロ・ジャズ・バンド“A Farewell Theme”を収録!!全曲フルリマスタリングはもちろん、オリジナルに忠実なアートワークに加え、ライナーも加えた完璧なリイシューです!
Taj Mahal & Ry Cooder /
GET ON BOARD (4/22)
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Tangerine Dream /
Strange Behavior (4/23)
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RSD限定リリース
V.A. /
Saturno 2000 - La Rebajada de Los Sonideros 1962-1983 (4/15)
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V.A. /
Síntomas de techno: Ondas electrónicas subterráneas desde Perú (1985-1991)
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このコンピレーションは、1980年代半ばにリマで生まれたさまざまなアンダーグラウンド・テクノグループやプロジェクトを初めて紹介するものである。Disidentes、Paisaje Electrónico、T de Cobre、Meine Katze Und Ich、El Sueño de Alí、Cuerpos del Deseo、Círculo Interior、Ensamble、Reacciónなどのプロジェクトが、ペルーにテクノポップ、EBM、インダストリアル、ミニマルシンセなどのスタイルを導入する役割を担っていた。リマでパンクが爆発的に流行し、いわゆるRock Subterráneo(アンダーグラウンドロック)が登場すると、これらのテクノグループは同じDIY精神を持ち、多くのパンクコンサートに出演し、自分たちのファンジンまで作り、何よりも他のタイプの音体験のための空間を切り開くことになった。Meine Katze Und Ich、El Sueño de Alí、Paisaje Electrónicoは、Rock Subterráneoの創設者の一人であるパンクバンドNarcosisのメンバーによるパラレル・プロジェクトでもあった。
DisidentesとT de Cobreは、地元のエレクトロニクスに極端なサウンドを持ち込んだ。粘性、機械的リズム、カシオトンやシンセサイザーの使用により、非定型のサウンドを生み出し、それがペルーの重要な時代を描き、ラテンアメリカのテクノと産業音楽の歴史を語る上で避けて通れない資料となっているのだ。
このコンピレーションのタイトルは、1991年にリマで行われたコンサートの名前に由来しており、ペルーで行われた最初のテクノ・コンサートとされている。参加したグループすべてが当時テクノをやっていたわけではないものの、キーボードを使用していたことは共通している。しかし、そのうちの4組(Cuerpos del Deseo, Ensamble, Círculo Interior, Reacción)は、実際には電子音(テクノポップ、EBM)に所属していたのである。このコンサートは、リマのオルタナティブ・シーンにおける音楽スタイルの多様化、特にマイクロ・シーンの出現を示すものであり、コンサート「Síntomas de techno [Symptoms of Techno]」は、90年代に地元の電子音楽文化が発展するための重要なステップとなったのである。
ここに収録された音源の多くは、流通量の少ないデモ音源から抽出されたもので、事実上入手不可能なものである。また、アーティスト自身のプライベート・アーカイブに由来する未発表のトラックも含まれている。このコンピレーションはルイス・アルバラドによって制作され、〈Buh Records〉がペルーのアバンギャルドな音楽の膨大なアーカイブを提供する「Essential Sounds Collection」の一部である。このコンピレーションは、300枚限定でビニール盤で発行され、豊富な情報とビジュアル・ドキュメントが付属している。マスタリングはAlberto Cendraが担当。アートはRené Sánchezが担当。ジャケット写真はRogelio Martellによるもの。
このプロジェクトは、ペルー文化省の経済刺激プログラム(Economic Stimuli program)による資金援助を受けている。
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V.A. /
Would It Sound Just As Bad If You Played It Backwards Vol. 2
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USの鬼才Nicolas Jaar主宰〈OTHER PEOPLE〉が1959年から2000年初頭まで、ポーランド放送実験スタジオ(PRES)で制作されたオーディオ実験作品を発掘!
無機質で冷酷な電子音が暗闇をただただ彷徨う、社会主義リアリズム影響下の身の毛もよだつエクスペリメンタル電子音響作品集をセレクト!(Vol. 1の詳細)
Studio Eksperymentalne Polskiego Radia(1959-2001)のサウンド・コレクションである。1959年から2001年にかけて、ポーランド放送実験スタジオ(PRES)で制作されたオーディオ実験のコレクションを展示します。これらの作品は、1960年代後半から70年代初頭にかけて活躍したポーランド人アーティスト、ゾフィア・クーリック(Zofia Kulik)の映像とともに展示されている。PRESとクーリックは最近のポーランド・アヴァンギャルドの歴史において重要な芸術品であり続けているが、この2人を1つのリリースで一緒に紹介することは、当然の選択とは言えないかもしれません。もちろん、歴史的な交差点はある。最も顕著なのは、ポーランドのアーティストで建築家のオスカー・ハンセン(Oskar Hansen)のオープンフォーム理論への関心を共有していることである。オープンフォームは、建築のモジュール化理論を推進し、建築の使用者や居住者によって適応されるツールとなった。ハンセンの思想はキューリックの初期の作品に影響を与え、PRESの象徴である「ブラック・ルーム」はハンセン自身が設計した音楽スタジオで、音を吸収したり反射したりする可動式のサウンドパネルを備え、ユーザーの創造性をより自由にするためのものだった。しかし、いつもそうであるように、最も明白なつながりは、たいてい最も欺瞞的である。クーリックは当初、オープンフォームを踏襲していたが、後にそこから離れていった。そして、ブラック・ルームについては、理論的にはほとんどうまくいったが,実際にはうまくいかなかった。では、この2つを両立させるのは何なのだろうか。Włodzimierz Kotoński、Bohdan Mazurek、Elżbieta Sikora、Bernadetta Matuszczak、Magdalena Długosz、Barbara Zawadzka、Krzysztof Knittelをフィーチャーしている。
Vladislav Delay /
Anima [2022 Remaster] (3/25)
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Vladislav DelayことSasu Ripattiが、2001年に発表したアルバム『Anima』をリイシューする。
来月発売予定のこのリイシューには、ダブや抽象音楽を取り入れた62分の1曲で構成されたアルバムがフルで収録されている。また、2008年にRipattiが自身のレーベル〈Huume〉からリリースしたCD版にのみ収録されていた、オリジナル作品の10分のロングバージョンも収録される予定だ。
2001年に〈Mille Plateaux〉からリリースされた『Anima』は、Vladislav Delay名義では1999年の『Ele』と2000年の『Entain.』に続く3枚目のスタジオアルバムである。このアルバムでRipattiは初めてDAWを制作プロセスに使用し、アーティスト本人は「これまでで最も有機的な方法で音楽を制作した」と語っている。
ドイツのレーベル〈Keplar〉からリリースされたこのアルバムは、今は亡きドイツのダブテクノレーベル〈Chain Reaction〉のEPカットのコンピレーション『Multila』が20周年を記念して2020年にリマスター再発されたのに続いてのリリースである。〈Keplar〉は2022年3月25日に『Anima』をリリースする予定だ。
2001年にリリースされた『Anima』は、Sasu RipattiがVladislav Delay名義で発表した3枚目のアルバムであり、彼のスタイル展開における転換点となった作品だ。約62分に及ぶこの作品は、ダブの美学をベースにしながらも、抽象音楽的な手法でサンプルを多用し、夢のようなロジックを構築している。くぐもった声、豊かなコード、微妙なリズム、そして明確でない音の出来事が、あらかじめ決められた結果を持つ構成に統合されるのではなく、一定の音の流れの中で互いに自由に関わり合い、ある瞬間には星座を作り、次の瞬間には他の要素に接続する。『Anima』は、Ripattiが初めてDAWを使用して制作した作品であり、常に動き続け、時間とともに微妙に変化していく作品を生み出した。2000年にリリースされた『Multila』の20周年記念盤に続き、ドイツのレーベル〈Keplar〉からリリースされる本作には、2008年に自身のレーベル〈Huume〉からCDでリリースされた10分間のロング・ヴァージョンが収録されている。
1999年にアルバム『Ele』、2000年に『Entain』を発表したRipattiは、1998年の自主制作映画『Hurlyburly』をコンセプトの起点として、さまざまな機材や制作方法を試した。「それまでは、古いMSQ-700 MIDIシーケンサーと、サンプリングメモリが1〜2MBのEnsonic EPS16サンプラー/シーケンサーで作業し、Mackieでライブミックスしていたので、アレンジ的に非常に限界があった」とRipattiは語っている。しかし、DAWにフィルムの短縮版をロードすることで、彼は「DrumKAT MIDI コントローラー」でフィルムに合わせて演奏し、『Anima』で聴ける全ての音をトリガーして演奏し、さらにシンセ、ベース、その他の音を繰り返し再生して、合計6つのステレオトラックを一緒にミックスすることができた。「この方法で、音楽が入っている数少ない部分のほとんどを編集した後、私は映画の中に入り込み、まるで音楽を演奏するエキストラ・キャラクターのようになった」とRipattiは説明する。「これは、私がこれまで音楽を作った中で最も有機的な方法であったことは確かで、このようなアプローチをとったレコードはもう二度とないだろう」
『Anima』は、発売当時はVladislav Delayの珍しいレコードだったが、Ripattiが長いキャリアの中で経験してきた多くの発展を予感させるものでもあった。直感的な即興性と抽象的なセンスが融合したこの作品は、彼のディスコグラフィーにおける単なるミッシングリンクではなく、むしろコンセプト的にも音楽的にも優れた作品であり、21年前と同様に魅力的な作品となっている。
Wilco / Yankee Hotel Foxtrot
[Deluxe Edition] (9/16)
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シカゴのオルタナロック・バンド Wilco (ウィルコ)、2002年のアルバム『Yankee Hotel Foxtrot』の20周年を記念して、9月16日にスペシャル・エディションをリリースします。(中略)この『Yankee Hotel Foxtrot』の2枚組拡大版は、ボブ・ラドウィグがゲートウェイ・マスタリングでリマスターしたオリジナル・アルバムに加え、『The Unified Theory Of Everything』と題した2枚目には、オリジナル・アルバムからの別バージョンとYHFセッションからの未発表曲をボーナス・トラックとして収録しています。
Yasuaki Shimizu (清水靖晃) /
Kiren (2/23)
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サックス奏者という枠を超え、あらゆる音楽を様々な観点から解釈し独自の世界観を創造する、唯一無二の音楽家である清水靖晃が、1982年録音の『案山子』、1983年録音のマライア『うたかたの日々』に続き、したのが本作『キレン』だ。完成するも公に出ることは無かった幻の作品で、その音楽性は前2作をさらに発展させたエクスペリメンタルなダンス・ミュージック。
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