【サイト分析】各社のマイナンバーキャンペーン訴求ページを見比べてみた(前半)
現在各社で実施中のマイナンバーキャンペーンについて、PayPay・楽天・ドコモのキャンペーン訴求LPを比較してみた。前半ではKVとKV直下のコンテンツについて分析した結果をお伝えしたい。
KVはシンプルな方が参加ハードルが下がる
KVについて、楽天・ドコモは一番の訴求ポイントである「20,000円分のポイントが貰える」を最も大きく上部に配置したうえで、20,000円獲得のプロセスをシンプルに3ステップで示している。
PayPayの方はというと、左側に「20,000円分のポイントが貰える」を置き、右側のスペースを縦に分けてポイント獲得のプロセスを記載している。
PayPayのKVは、楽天・ドコモに比べると不規則に情報が並べられており、やや目線がちらつく印象がある。また、文字情報がやや多い上にそれらのフォントの大きさが微妙に異なるため、どれが大事な情報かが直感的に伝わりづらい。ただでさえ複雑な申請フローであるため、KVはなるべくシンプルな構成の方がユーザーのキャンペーン参加へのハードルが下がるのではないかと感じた。
KV直下のコンテンツは離脱率に大きく関わる
つづいてKV直下のコンテンツ。PayPayと楽天は、KV直下に目次を置いている。マイナポイントの概要やポイント獲得までの流れ等のページ内遷移メニューを一覧で置き、任意のコンテンツに飛べるようになっている。
一方ドコモは、「YES NO チャート」でユーザーの参加レベルを明確にした上で、目次をタブ表示にし、ピンポイントにそれぞれのユーザータイプに合ったコンテンツへ誘導する構成となっている。
本キャンペーンの特性を踏まえると、ドコモがもっとも親切なつくりになっていると思う。
今回のキャンペーンは「第一弾のキャンペーンに参加しているか?」「第一弾に参加済みの場合、自社で申し込みをしたか?他社か?」等で申し込み内容が変わってくるため、最初の時点で、自分が何を申し込めばよくて、どんなメリットを享受できるのか?が明確になる構成は、ユーザー目線で素敵だなと感じた。
KVの下へ読み進めてくれるということは、キャンペーンに興味を持ち、自分もメリットを享受できるのか?申請フローは?など詳細を知ろうとしてくれているということだと思う。そのため、KV直下のコンテンツは離脱率にも関わる重要なポイントであると考えた。