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SCAJ2024の振り返り - 3回目の出展で感じたこと -

こんにちは、ROUTEMAP COFFEE ROASTERS代表の松村です。

先週、東京ビッグサイトで開催された『SCAJ2024』へ、ROUTEMAPとしては初の連日3日間、Coffee Villageエリアへ出展してきました。

なんと今年のSCAJも昨年を大きく上回る、約75000名の来場者数だったそうです…!

今回は新しく立ち上げた新規事業、生豆輸入販売部門『Semilla Coffee Japan』 としての共同出展。

初回インポートロットのMonkaabaグループ/コロンビアの3種をお届けいたしました。(試飲を出しながら僕たちもちびちび飲んでましたが、おいしかったですよね…☺️)

ブースにてお知らせしておりました通り、小売用(1〜20kg)販売はSemilla Coffee Japanオンラインストアより販売受付中。

現在各ページ編集中によりお知らせが少し遅れてしまっておりますが、今後入荷予定のお知らせを含め、各種お問い合わせも承っておりますので、ぜひ日本版アカウント @semillacoffeejapan へのフォローもよろしくお願いします。

さて今回は、松村個人が今回の出展で感じたことをこちらの記事にまとめてみたいと思います。

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SCAJは僕にとって10年前、まだコーヒー業界に駆け出した頃からずっと憧れいた”コーヒーの祭典”。

そんな大舞台に、自分が立ち上げたブランドでブースを持つこと自体、かなり勇気のいる決意でした。

最初の出展は、『蜃気楼珈琲集団』として時間割でコーヒーを振る舞いました。

その次の年はROUTEMAPとしての初のCoffee Village単独出展。

参加日程は初日のみでしたが、それでも店舗に通ってくださる常連さんや、ROUTEMAPをどこかで知ってくれていた方にブースに立ち寄っていただき、とても手応えのある出展となりました。

SCAJ2023では、Semilla Coffee Japan立ち上げに向けてサンプル25種を試飲で提供しました。

そもそも、10年前のSCAJはコーヒー業界の中でも商社やコーヒー器具や業務用の設備を取り扱うメーカーを中心に出展されており、今ではCoffee Village(カフェやロースターが出展し、コーヒーを提供するエリア)が展開されたとしても、やはりコーヒーショップからすればあらゆるハードルやリスクを承知の上で出展しなくてはなりません。

ではなぜ、千葉の地方のいちコーヒーショップがこのような大規模展示会に出展するのか…

それは僕達にとって、出展することで得られる経験がとても貴重であり、また今のコーヒーシーンを自分の目で確かめることができるからです。

正直出展せずとも、来場者としてSCAJへ参加しても同じではあるのですが、、、生豆の輸入をはじめ、自分達が来場してくれた方に届けたいこと、それらはこの先々“自分達が今後コーヒーに携わっていく中で必ず還ってくるものがある”。そう思えるほどの価値があると僕は感じています。

お店休んでお客様にご不便お掛けしながら、また本来お店で得られた利益を回収できるかわからないというリスクがあるため、必ず出る方が良いという訳ではありません。

しかし、SCAJに行けば、お店同士の交流や新しいお客さんの出会い、久しぶりに会う人、コーヒーの仲間との再会もあります。

今回は初の連日での参加だったため、たくさんの人と会うことができ、3日間とも楽しく出展することができました。

また、今回の出展では千葉県のコーヒーショップが多く、心強く思うと同時にこれからコーヒーで千葉をどう盛り上げていくかについて語る貴重なきっかけにもなりました🔥

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日本のコーヒーシーンについても、初めて来場した10年前とはかなり動向が変わってきており、競技会の質も極められている一方、日常に寄り添うコーヒーの存在について再確認をしようとしている流れも徐々に大きくなっている様に感じました。

これについては僕もこれまで発信を続けてきましたが、改めて思ったことは、“どちらにおいても双方の背景を否定したり、凝り固まった主義や至高性はあってはならない”ということでした。

競技会で結果を出したバリスタや、人気店のコーヒーショップのオーナーさんたちのコメントは市場にかなりの影響力を与えます。

日本のコーヒーシーンはそのような熱意を持った人たちのおかげで、世界的にも貴重な市場として一目置かれる存在としてなってきましたが、それゆえに言葉ひとつの重み、市場動向に影響を与える責任が生じます。

良い品質で生産し、管理も徹底しているにも関わらず、例えば実際にあったとある競技会のコメントであった「去年収穫されたので、このコーヒーは良くない」という一言を発するだけで、生産者側の市場ルートが閉ざされてしまうリスクがあるのです。

僕はどちらかというとより日常に寄り添えるようなコーヒーを皆様へお届けしていますが、僕自身は(正しいと思える)競技会、そしてそこに対して信念を持ち、情熱を注ぎ続ける、そういう人たちのことも心から応援しています。

だからこそコーヒーを嗜好品として楽しむ反面、感覚的な面を提供する製品においては特に「〜〜だから良くない」、「〜〜であるべきだ」という偏向、先入観を持ったままでは、大規模から小規模までコーヒーの生産に従事する人たち全員が均等に市場にアクセスすることは難しいのだと感じたのです。

いろいろな考え方が同じ市場内に共存できるくらい、国内消費量や人々がコーヒーを楽しめる場面を増やしていくこと。

これまでと目指していくことは変わらず、千葉県からコツコツ、コーヒーで感動を届ける機会を拡大させていけるよう精進していきたいと思います!

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年々規模を拡大し続ける、アジア最大のコーヒーイベント。

2022年の初出展以降毎年参加させていただいておりますが、なにより地元千葉から全国各地まで、ROUTEMAPのブースまで声をかけにきてくださるお客様が年々増えてきているように感じました!

今後もみなさまにこの会場でお会いできることを楽しみに、また来年の出展も目指して頑張りたいと思います。

お会いしてくれた皆さま、今年もありがとうございました。

また来年お会いしましょう🍀

ROUTEMAP COFFEE ROASTERS
松村

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小規模スペシャルティコーヒーショップ【ROUTEMAP COFFEE ROASTERS】
千葉県成田市、千葉市稲毛区にてみなさまへ、自家焙煎の美味しいコーヒーをお届けしています。

オンラインストア:routemapcoffeeroasters.com

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